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「可愛い」についての解像度を底辺から上げてみると

「優しくて可愛いくて思いやるのある子って褒められたよー!」と伝えたり言われたりすると、
「そんなのだめ!」と、母が言う。それが日常。

私は実は大人になってから「可愛い」と言われる機会がすごく多くなった人間なのである。
実に30代も終わりそうな今でも可愛いと言われる私。

「可愛いって具体的にどこですか?」と、年上の男性に聞いたことがある。
それって謙遜とかそーいうのじゃなくてけっこう本格的な意味でそれ言ってるの?と聞かれて、はい。と答えたら、

雰囲気だよ、雰囲気が可愛いんだよ!

と言われて益々意味が解りませんでした(28歳くらいの頃です)

毒親的な流れの内容なのですが、実は私も母や叔母、叔母の子供などは「女は強く生きなさい!」というタイプで、一昔前に言われていた「癒し系」などとは無縁の存在でした。

それで私にも一人で強く生きる女になって欲しいと学歴を身につけられたり沢山習い事をさせられたりしましたが、現在は障碍者として生きる社会的に弱い身となっていて、
もし「可愛く生きる事も女として良いことだよ」と小さなころから一言でも周りから言われて肯定されたら、どんなに楽だったかと思わされています。

実は自分自身、可愛いとはどんなことだろうと一生懸命あらゆる角度から「可愛さ、あざとさ」について解像度をどんどん上げて考えてきたのですが、可愛いと得することは

「すぐに男が味方になってくれる」というところです。

もちろん第一印象の可愛いだけで生きていくなんて無理だとわかっていますが、そもそも人間も外から見られている商品ですよね。
(言い方に気が障る方もいらっしゃるかとは思いますが、要するにその人の第一印象を意味します)

「この子を守りたい!」と思わせる見た目だと、いざピンチの時に強い(女性よりは色んな意味で男性は強いはず)男を味方にでき、自分の手を下さずに相手をやっつけたり近づかないようにさせることができます。

それって私自身に力や知恵が無くても、自分の腕や頭をすぐに強い物に変えてくれるという事につながります。

つまり、可愛ければ可愛いほど、また他の女より可愛いほどよりつよい腕や頭が周りにすぐに集まってくれるのです!

もちろん可愛さだけではありません!

この子俺よりちょっと知識が足りない、人脈もすくない・・・
と、わかれば男は「おれがお前の面倒をみてあげる」と、援助をしてくれるようになります。

もちろんこれも一時的なものですが、それでも無条件に味方を手に入れるチャンスがめっちゃ増えるのは圧倒的に「わかくてかわいい子」なのです。

これをいい感じに知ってしまい、学業よりも男遊びや援助交際、今ならパパ活などに使ってしまう女の子は学校教師的に非常に悪い存在です。
(母親方の人間は全員学校教師のため、基本的に学校の先生的な考え方や行動が身についているのです)

だからこそわが子には真面目に勉強をし、見た目を着飾ることや悪い友達との縁は絶対にあってはならない事!

という教育方針で育てられた結果・・・

癖っ毛が爆発して毎日のように友人から「髪の毛とかしなよ」と、言われ、妹からは「ホームレス一歩手前の服装だよ」と言われ、若い子のはやりの服の店には見向きもせず、母がイ●ンで「あなたこれを着なさい」と差し出される服を着る日々になる。

そして沢山お金をかけて学んだこと(私立理系なので結構お金かかっています)が仕事に役に立たないどころか障碍者雇用ですらまともに続かないし、変な男としか付き合わないし結婚もせず自分を被保険者なんかに入れてくれないひでぇ子供に育ちました。

実際のところ、肌感として「見た目がどうであろうと、可愛いと思われれば男はやってくるし、何ならだまそうと近づく男もそこそこいる」なのです。

だったら10代20代の頃に今大好きなお洋服ブランドaxesみたいな服を着てイケメンとデートしたかったよ!!!!
30代でaxesはきついよ!!!!

母や母の姉などはメンタルが強い(多分)ので、自分ひとりの力で人生を切り開いてきた人間なのですが、実は自分ひとりの力で自らの身を削って生きていくのってけっこう効率悪いことに最近気づいたのです。

私も周りからみる、本当に第一の印象としては「できる女」なのです(特に仕事の面接とかそれ)

でも、そんなことはありません。

メンタルヤバくて体調おかしくて頭もぐらんぐらんな時期を乗り越えてこれたのは、昔から付き合いのあるお金で買えない「心配してくれる、いつでも話を聞いてくれる、いつでも力を貸してくれる友達」の存在。

そして困ったときにいいひとがいるよと紹介してくれる心強い人。

そのひとたちが居ないと私は今生きていません。

つまり、「いざという時に味方になってくれて動いてくれる人」が居るから私のような弱い人間でも生きていけるのです。

だが私も味方を使うのは本当に最終手段くらいに考えています。
本当に大切な人たちなので、簡単に将棋の駒みたいにつかってはいけないという心があるから。

最後の手段迄落ちないように中間地点で味方になってくれる、もしくはビジネスや何かしらの集まりで味方になってくれる人を作れるのは、
「あざとかわいくて、男性にも女性にも甘えられる子」なのです。

そしてあざとい子はこうすればこのように人間が動くという事を、心理学的な意味でかなり知り尽くしている場合が多いです(特に都会でパパ活している子は計算高いです)

自分に力がなくても力や頭を貸してくれる、そんな人をうまく使う
「あざとかわいい女」であると男性以上の地位やお金を得られることも簡単です。

でも、35を過ぎてくると加齢が伴い、可愛くなくなってくる(見た目は)
そんなときに「知識」がある女性は重宝されます。

自分の魅力に気づき、それを活かして周りを固めて勉強もしつつ人生を歩んでいくと、実は自分自身そこまで努力しなくてもどうにかなるのです。

社会的地位が低い女性は、あざとかわいくなれとは言いませんが、「自分の手を汚さず勝つこと」「抱えている物を部分的に持ってくれる人の作り方」を身につけると、ちょっとは肩の力が抜けると思います。

こちらの本は男性でも身につく「あざとい」の心理がわかりやすく描かれています。

「あざとかわいい」は、実は良い事だったりします。


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