生きるために書いてみることにした

生きていると苦しいこと、辛いことがとにかく多い。それに蓋をしてなんとかやり過ごしてきたけれどそろそろ限界か。呼吸を続けるために、感情を吐き出すために、少しずつ書いてみようと思う。

この春、中学に進学する息子は1歳半検診でひっかかり、その後ASDと診断された。勉強や人間関係が極めて苦手だが、その点をそれほど気にしなければとても素直でかわいい男児だった。

妻はそんな息子にもテストで人並みの点数が取れるようになってもらおうと熱心に勉強を教え続けた。程度の差こそあれ、それ自体は親として自然な感情だろう。しかし当然ながら簡単ではなかった。思い通りにならないことから妻は毎日のように感情を爆発させて大きな声で息子を罵るようになった。

小学校低学年のころは一方的に怒鳴られて泣いていた息子も徐々に母親に言い返すようになり、数年前からはほとんど怒鳴り合いのような状況が繰り返されるようになった。朝は妻の息子への罵声で目覚め、仕事が終わって帰宅すると自宅の外まで妻の怒声と息子の泣き声が聞こえていた。

今思えば父親としての自分の関与が足りなかった。これは私の後悔と反省の記録かもしれない。そして誰かへの教訓となってくれれば幸いだ。

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