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認知症の薬 その1
認知症の疑いで初めて受診したのは2019年1月中旬。
もの忘れ外来に力を入れているという精神科・心療内科のクリニック。
簡単なテストの結果❝認知症の疑いあり❞ということで、市の医療機関で脳画像検査を受けるよう指示されました。
予約の取れた2月中旬にMRI・SPECT撮影を行い、検査結果の出た下旬に再診。
アルツハイマー型認知症と診断され、認知症の薬を飲むように言われました。
「お薬はちょっと・・・ 胃も弱いし・・・」
「貼り薬もあるわよ」
「皮膚も弱いから、かぶれやすいし・・・」
「薬を使わないと、どんどん進行するよ」
薬を使わない治療を望んでいるのに、患者側の意向を聞こうともしない医者
要介護認定の主治医意見書を出してもらうため、とりあえずリバスタッチの処方箋を受け取ってクリニックを後にしました。
薬局へは行かないまま帰宅し、処方箋は破棄しちゃったけど
なんだかんだありつつ春には要介護1の認定を受けてデイサービスデビューできましたが、新規の場合は要介護認定の有効期限が短いため、また主治医意見書を書いてもらうべく医者探しが続きます。
2019年12月中旬「むかむかして、めまいがする」という母。
訪問診療も行っているクリニックを見つけたので受診してみました。
しかしここでも当然のように抗認知症薬を出そうとされ
「お薬はちょっと・・・」
「クスリ飲まないと進行するよ」
「胃も弱いし・・・」
「胃薬も出しとこう」
ドネペジル塩酸塩3㎎とタケキャブ、モサプリド、ベタヒスチンを2週間分処方されました。
服用すべきかどうか迷いが消えぬまま調剤薬局へ行ったのですが、薬剤師さんの「私の祖母も認知症になったら飲ませます」という言葉に背中を押され決心しました。(クスリ屋ですから当然のセリフなんでしょうけど)
2週間後にはドネペジル塩酸塩5㎎に増量し服用を続けていましたが、2020年1月中旬かゆみを訴える母。
発疹が悪化し、水ぶくれができていたので急いで皮膚科へ。
薬疹の疑いがあるということで服薬を中止しました。
認知症の薬物治療って、介護する側のためだとワタシは思うのです。
症状が悪化すれば大変になるのは介護者だから。
効くか効かないかは服用してみなきゃ分からないなんて冗談じゃない
副作用のリスクを負わせるわけにはいかない
母が自分らしく穏やかに過ごせるように、見守り手助けすることが何より大切だと思っています