見出し画像

一度に何枚まで重ね着できるでしょう

今日の母は、合計14枚の衣服を身に着けてデイサービスへ行きました。

冬用肌着、タートルネックのヒートテック、ハイネックセーター、カーディガン、ブロードのシャツ3枚、カーディガン
下はショーツ、10分丈ズボン下、七分丈ズボン下2枚、ショーツ、夏用キュロットスカート

いつもは「こっちのコーディネートもいいんじゃない」と提示すれば従ってくれたり、トイレのタイミングでズボンだけでも着替えさせることが出来ていたけれど、今日はトイレも行かず、さらにもう一枚薄手のジャケットを着ようとしている。(着ぶくれしてジャケットの袖が通らないから手こずってる)

その格好で行くん?
「そうよ」とすまし顔

寒いよ
「寒くない」

おかしいよ
「・・・」無言でしかめっ面

デイサービス行かないと言い出したら困るので、ここで諦める。
コートとズボンをバッグに詰めて、お迎えのスタッフさんにお願いしました。

母が重ね着したがるのは、盗られる心配が強いとき、何を着たらいいのか分からないけど自分で決めたいときの2パターンあるようです。

「あの女がまた盗りにきたんよ。無くなっとるもん。盗られんごとせな。」
身に着けていれば安心なのか❝盗られそうなもの❞を次々に重ね着していく。

「どれ着ようか。これいいやろ?これもいいやろ?これはどう?」
次から次へと服を引っ張り出し重ねて着ていく。
インナー、アウター、夏物、冬物、トップス、ボトムス、どれをどう着るべきかは もう分からないから順序は滅裂。
風呂敷をお腹に巻いたり、手袋を靴下のように履いたり、ベルトを手首にぐるぐる巻きしたり、いろんな発想で身に纏うこともある。

もともと服が大好きで、自室のタンスにぎっしり詰まっているから余計に混乱するんだろうけど、減らすと「盗られた」って怒るから簡単に処分もできない。あまり手に取らなくなった服からじわじわと捨てています。バレませんように




いいなと思ったら応援しよう!