「CORE」女三の宮の歌〜源氏物語シリーズ〜
久しぶりに源氏物語シリーズのオリジナル曲を歌ってみました。
今回のモチーフになった女性は「女三の宮」
他の曲はここにあげてます^^
女三の宮は、天皇の娘という高貴な血筋に生まれ容姿に恵まれ、でも自分の意志もなく人間的にも未熟で、魅力的な女性とは言えないのですが、
彼女が晩年の光源氏に降嫁したことをきっかけに光源氏と紫の上はじめ周りの女性達の関係に(良いとはいえない)変化が起こりはじめ、最後には光源氏に壮大なしっぺ返し、因果応報ともいえる大打撃を与えて、舞台から去っていく。
女三の宮だけが悪いわけではないけれど、彼女の意志のなさ、思慮の浅さがトラブル引き金になることは多々あって。自らの意志なく流されてばかりであることも、罪深いことなのだな、と考えさせられます。
「CORE」というこの歌はもう少し、彼女の中に自我、強かさや、光源氏を恨めしく思う気持ちやみたいなものあって。
こいつの人生狂わせたるわ・・みたいな思いがあったとしたらどうかなあ、と勝手に想像して書いた曲です。
女三宮について、Radiotalkで少し詳しく話してみました。
【CORE】
花よ蝶よと何も知らずに、飾りのように息をしていたの
そんな女、あなたの趣味ではきっとないのだろうけど
私を見ずに、知ろうともせずに、失望するのが大人なの?
輝く光の闇は深く心まで蝕むのか
私のCORE、膨らませてみせる。巻き込んでいくの、この遺伝子の渦に
これが恋?なんてお人好しもいいところ
本能が私に囁くの、「生き延びろ」と
上から目線でこの体に落とすのは、どこぞの誰の面影か
そんなこと隠してもお見通しよ、甘く悪い種が育つだけ
私のCORE、体温が上がる。巻き込んであげる、この遺伝子の渦に
秘密はただ、最高の舞台装置
本能が私を動かすの
本能が私に囁くの、「生き延びろ」と
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読んでいただきありがとうございます。「自分の個性」に気づき表現していける女性が世の中に増えるように、アウトプットをしていきます!