【大河ドラマ・光る君へ】さらわれてしまいたい気がする。
「光る君へ」も第8回になりました。
2か月、経ったんですね~。
今回はイマイチだったな…と思った週がなかったのがすごい!
それでは「招かれざる者」、感想です。
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「人妻であろうとも、心のなかは己だけのものにございます」
赤染衛門も女子だった~。
衛門は「猛々しくもお美しい公達」がお好みなのね。
しかし、そりゃ猛々しいよな。
奴は散楽で日々身体を使ってるし、そのうえ盗賊だし。
正攻法で鍛えている本物の公達の何倍も鍛えてるぜ!
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「おれは芸人だぞ。何にだって化けるんだ」
そ…そうだよね。
アキの女御さまから、キツネまで。
そのうえ盗賊もやるし。
道長の(最近見つかった)弟に化けるくらい容易いよね。
直秀の正体を探るようなやりとりの後は、キャッチボール。
キャ・・・キャッチボール!?
いい雰囲気過ぎる!
いつまでもこのままのふたりでいて欲しいっ。
もうこの際、直秀を本物の弟にしちゃって。
道長パパがの機嫌がいい時に「最近見つかりました」って言えば、「ん?そうか?」って受け入れられそうな気がするし。
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「行っちゃおかな…」
行けないけどね、現実的には。
てゆーか、都の外に行くっていう選択肢なんて、今まで考えたこともなかったよね。
でも「心の奥底」では行きたいような気がする。
さらわれてしまったら、それはそれで仕方がないから、さらわれちゃった場合には行っちゃおうかな・・・みたいな気持ち。
「行かねぇよな」
都の外…都の外…。(まひろのアタマは、都の外でいっぱい!)
…って、あれ?ただの冗談か…。
ちょっと期待しちゃったんだけどな…。
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「赤染衛門がそう申していた」
打毬の会で、道長が姫たちに騒がれていたって話。
赤染衛門って、倫子パパとどんな関係でしたっけ?
倫子の教育係なんかやってるってことは、左大臣家に住込みってこと?
それで倫子パパとお話を?
「廊で会えば話くらいするであろう!」
それはまぁ。
倫子パパのほうから話しかければ、そういうこともあるよね。
でも衛門のほうから軽々に話しかけることはないでしょ。
まるで倫子パパが衛門にちょっかいをかけたかのように聞こえなくもない???
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「右大臣のひな形など、この家に入れたくはないのだ」
笑った。
納得。
大嫌いな右大臣にそっくりなやつが、同じ屋敷にいる。
それも可愛くて仕方のない姫の婿として。
それは最悪としかいいようがない。
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「まんざらでもない顔など、しておりませぬ!」
珍しく、倫子が感情をあらわにした場面。
「しておりませぬ!」って叫んでた。
恋って自分をコントロールできなくなるものですわよ…ね?笑
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「右大臣め、いい気味じゃ~。これで目の上のたんこぶはいなくなった」(花山天皇)
悪っ!!!
悪いよぉ~。
花山天皇のお顔が悪すぎる。
仮にも天皇ともあろうお方が!
なんてことでしょう。
「お上、これは天の助けにございます」(義懐)
あの天皇にしてこの部下!
悪い人だらけだよぉ~。
義懐が「お上」って呼びかけたときは、「さすがにそれはお言葉が~」って言いながら悪い顔で笑うくらいかと思ったんだけどねぇ。
「天の助け、天の助け、天の助け!」(花山天皇)
顔はアップになってなかったけど、もう花山天皇のお顔がキラッキラに輝いてるのが見えるよう…。
悪いよぉ~。
「お上はどうか、そのようなお心をお見せになりませぬよう」
あぁ。さすがに、そこは言うんだね。
注意しとかないと、ルンルン♪で何を言い出すか分からないもんね。
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「今は、我ら四人、力を合わせるときにございます」
道長パパが人事不省に陥ったので、子どもたちの会議。
力を合わせるのね。
「今」はね、「今」は。
この先はどうか分からないけどね。
ところで道兼・・・。
この人、乱暴さえしなければ、いたって普通のいい人なんだよね。
どうしてあんな乱暴を働くようになっちゃったんだろう。
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「返せ。いのちを返せ。子を返せ」
道長パパのための祈祷。
よりましに霊が降りてきた。
ずいぶん若々しいよりましだよね。
髪はだいぶ白髪になってるけど。
すごく若そうなのに白髪なのが、なんとも霊験あらたかなよりまし(???)のようにも見える。
そして若いよりましだからこそ、「よしこ」の霊ということの説得力が増すように思う。(視聴者的に)
よりまし、迫真の演技で「返せ、返せ」と大騒ぎ。
そして安倍晴明の合図で霊は消える。
あれ?
よしこの「返せ」は、よりましの演技だよね?
よりましって、そういう演技をする役割だよね。
どうやってよりましの演技と安倍晴明の合図を合わせたの?
もしかして・・・本当に、よしこの霊が降りてた???
いやいや。笑
普段からそういうことやり慣れてるから、離れててもだいたいの呼吸は分かってるのかな。
安倍晴明とよりましの、あ・うんの呼吸ってやつ!
*****
「よしこ様まで亡くなってしまった。おそろしいことだ」
「しっかりなさいませ。兄上!」
おいおい・・・。
やっぱり道兼のほうが、しっかり者になってるじゃないの。
道隆、しっかりせい。
そして「我が家の闇」をまたひとつ知ってしまった道長。
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「なにゆえ成仏できぬのじゃ!」
花山天皇が、安倍晴明にたずねる。
そりゃ成仏できないでしょうよ!
呪い殺されるわ。
花山天皇は一日中めそめそ「よしこーよしこー」って言ってるわ。
よしこが安心できる要素がなにひとつないもの。
「右大臣がよしこ様を呪詛し、御命を奪ったということか」(義懐)
「それは分かりません」(安倍晴明)
きっぱり言い切るな、犯人。笑
そのくらいの度胸がないと陰陽師ってのはやれない仕事なんだな。
「可哀そうなよしこ!あぁぁぁ~。右大臣こそ、死ねばよい。死ね!死ね!右大臣!!」(花山天皇)
あの・・・。
花山天皇、人を呪うようなことを言ってますが。
こうもはっきり「死ね!」と叫ぶのは、呪詛したも同然なのでは?
天皇たるもの、言霊をもう少し大切に扱ったほうがよいのでは?
そういうところも含めて、このドラマにおける花山天皇なんでしょうけど。
天皇って、ものすごく自分を律するうえに簡単には逃げることも出来ない、大変なお仕事だと思ってます。
いくら1000年も前の人だからって、花山天皇をこんな風にしちゃって、なんだか申し訳ない気がします。
本当の花山天皇はどんな人だったんだろう…。
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「父上はそんな争いに巻き込まれたくないの」
まひろさんちの家族団らん。
義懐グループに入ればいい、と言うまひろ弟に対して、まひろが言った言葉。
このとき父が「ほぉ~」みたいな顔してた。
まひろが父のことをよく理解していると、感心したんだろうな。
*****
「それでは寒かろう」
道長たちのパパが臥せっているのを見守る道隆。
使える女房たちにあれこれ指図をする。
・・・けど、それ何?
なんで壺なんか磨いてるの?
もしかして誰か、壺売りに来た?
大切にすればいいことがあるとかって言われた?
それで、その壺、ものすごい高価だった?
*****
道兼もパパの見舞いにやって来る。
思い切ってそっと手を取る。
パパの目が開く。
開く。
開く。
・・・閉じない・・・。
まばたきもしないよ。
なんで?
こわいよーーー。
*****
道兼に手を取られた兼家(道長たちのパパ)の様子が変だった。
そう思っていたら、その謎はたぶん文蔵(文庫?=ふみぐら)で解けた。
「ご苦労である」(道兼)
「右大臣様はいかがおわしますか?」(まひろパパ)
ふみぐらに入ってきた道兼の佇まいが、なんとも素敵。
どうしても、道兼=ミチカネ!
ミチカネ=人殺し!
という図式で見てしまうのだけど、回を重ねるごとにその衝撃も薄れてきた。
最初の頃の乱暴なシーンさえなければ、優雅な公達というにふさわしい。
ここだけ見てたら「ホレちゃうわ♪」なシーンも多いよ。
「父は、私の顔を見ると嫌がるので、いいのだ」(道兼)
仕事終わったんなら、父上の看病しなはれ!と言われて、この返事。
たしかにそうなんだけど、なんでそんなことをまひろパパに言うの。
そういうことって軽々に他人に言わないほうがよくない?
まひろパパはそういう情報を悪用する人ではないけどさ。
でも、なんだかんだ言って兼家のスパイとして長年働いてた人だよ?
食うに困れば、やるんだよ?
「いかが…されたのですか?」
「父に、やられた」
えっ。ちょっ待っ…。
そんな弱点をさらけ出しちゃっていいの!?
「病に倒れ、生死の境をさまよいつつ、私を嫌っておる」
ねぇ…。
道兼って、もしかして兼家の子じゃなかったりする?
時姫、浮気した?
でも、長男でも三男でもなく、この次男の名前に「兼」を付けてるよね。
しかも「道兼」って、下に「兼」を入れたってことは、兼家を越えろって意味では?
小さい頃から差別して育てられたって、兼家の思惑はいったい?
*****
「つまらぬの。せっかく訪ねてまいったのに」
だってぇ。
快く歓待して、しょっちゅう入り浸るようになったら困るし!
てゆーか、まひろパパだって、妻を殺した相手に何も思わないわけじゃないよね。
出来れば関わりたくないのが本音でしょ。
でも昼間ふみぐらで道兼の思わぬ打ち明け話を聞いてしまったから、むげにお断りも出来ない。
まひろパパも複雑だよねぇ。
せっかく向こうから近づいてきたんだから、ここで懐に飛び込んで出世の糸口をつかんじゃえ!とか、逆にアタマを使ってバレないように仇をとっちゃえ!とか・・・。
そういうことには、ならないんでしょうな、まひろパパでは。
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「それは・・・気の毒であったな。ご病気か」
いや。待って、道兼。
ご病気かって聞く必要ある?
病気に決まってるでしょ。
他にどんな選択肢を想像してるの?
そりゃたしかにケガが元でとか、貧乏のあまり栄養失調でとか、いろいろあるだろうけどさ。
聞く必要、ないでしょ。
「うるわしいが、不愛想じゃな」
仕方あるまいよ。親の仇だからな。
これでもし、嘘でもにっこりなんて微笑んでみろ。
愛人のひとりにするべく通ってこられてしまう。
琵琶でもてなされただけで満足して、さっさと帰れ。
*****
まひろが下がった後、娘の不愛想をわびるまひろパパに、道兼は優しい笑顔を向ける。
あぁ。
やっぱり道兼、いい人だわ。
右大臣家の次男・道兼さまになんという態度だ!みたいに威張らない。
母の仇でさえなかったら、道兼の愛人という選択もありかもしれない。
あれ?
愛人でいいなら、道長相手でもいいってことか。
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「楽しく飲もうと思うたが、はっはっ、真面目な家じゃ」
そうなの。真面目なの。ここんちは。
だから早く帰ってあげてー。
でもまひろパパは、陽気に笑う道兼のさみしい心に気づいてしまっている。
道兼も本当は、いい人。
まひろパパも、いい人。
世の中はうまくいかない・・・。
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「おまえは右大臣の子ではないか。近づくな!」
またまた花山天皇が悪いお顔。
花山天皇も、こんなに悪いお顔ばかりしていては、心が休まることはないんだろうな…。
「病に倒れてもおまえを殴るのか。地獄に堕ちるな、右大臣は」
高笑いする花山天皇。
高笑い?
天皇が、「地獄に堕ちる」とか言って高笑い?
とにかく花山天皇が、良くも悪くも、私の想定を超えている。
*****
ラストシーンは、盗賊を取り押さえたところ。
とうとう直秀たちが捕まってしまった。
直秀の顔を見た道長の顔が、怒りのあまり、馬のように!!!
怒っていきりたってる馬みたいな顔に…なってた…。
(ファンの方、ゴメンナサイ!)
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さて次回も楽しみです。
海の見える国。
あら、もしかして越前は、そういうこと?
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