創作【詩】 カメとアメンボと風と
カメになったら
眺めていたいな
真夏の空を流れてゆく
雲のはやさを
アメンボになったら
感じてみたいな
一滴めの雨が落ちた
水面のふるえ
風になったら
街を駆け抜け
婦人のスカート揺らし
ぼく、もう目には見えない
最後に調子っぱずれの歌を歌う、
次に生まれるときは
今度こそ
あなたの隣がいいな
カメになったら
眺めていたいな
真夏の空を流れてゆく
雲のはやさを
アメンボになったら
感じてみたいな
一滴めの雨が落ちた
水面のふるえ
風になったら
街を駆け抜け
婦人のスカート揺らし
ぼく、もう目には見えない
最後に調子っぱずれの歌を歌う、
次に生まれるときは
今度こそ
あなたの隣がいいな