僕たちの人生ってアンダーテールみたい

1番最初にこのゲームを知ったのは任天堂のyoutubeを見た時。
RPG好きな僕はどんなゲームなのだろうとyoutubeで色々動画を見てみた。

あまり詳しく書くとネタバレになるので大雑把に…。
あと僕の解釈なので少し違うかもしれないけどご容赦を。

このゲームはN・P・Gと3つのルートがあって僕の言葉で表現すれば「平凡的な道」「自己犠牲に成り立つ平和道」「全てを破壊する破壊道」の3つに分けられる。

この3つのルートがまるで僕たちの人生に似ているなと僕は感じた。

Nのルートは大多数の人間が通る道。好きな人には良い言葉を使い苦手な人には悪い言葉を使うというような、人間らしいといえば人間らしいルート。善人とも悪人とも言えない、それが人間でしょという感じになる。

Pのルートはたとえどんなことがあろうとも相手を思いやり、自らが損をすると分かっていても常にみんなの平和と幸せを願い行動する善人ルート。誰からも愛され危機的な時はみんなが助けてくれるぐらい信頼と愛に満ちている。

Gのルートは誰にも慈悲の気持ちを示さず全ての存在を拒否し攻撃し続ける破壊的なルート。相手の気持ちを考えず自らの欲望を叶える為に他人の犠牲は伴わない、ある意味閉ざされた心を持ったものが辿り着くルート。

一昔前、世界はGルートを歩んでいたように感じる。
大きな戦争が起き、その度に人々は憎しみと悲しみに包まれた。

それが少しずつNルートに変わり始めた。
嫌いなものは嫌いだけど破壊するまでに至らず上手に距離感を保って共存してきた。

それからこの時代に変わりPルートを進もうと世界は努力し始めた。
多様性を配慮し自分以外の人が置かれている状況や気持ちを考え、どうするのがお互い傷付かず平和に歩めるか試行錯誤するようになった。

ただその流れの中でN的な考え方が減り、P・Gと両極端な感じに世界はなってきたように感じる。

性的少数派を排除する世界と存在するのは当たり前と考える世界。
自分が得をすれば後は良いという世界と自分が損をしても誰かの為にと考える世界。例を挙げればキリが無いが色々な考え方においてこの二極化が進んでいると僕は思う。

僕たち人間はゲームの世界みたいに綺麗な感じにまとまる事なんてまずあり得ない。ああだこうだって言ってる僕だって例外ではない。平和や幸せを願っていても時に心が病みGルートのような考え方になってしまう事だってある。だから僕は人の事を何だかんだ言う資格は無い。

誰も傷付けたくない。みんなの幸せを願う。

それはとても素晴らしい事だけど、その願いを叶えるにはとてつもなく強靭な心と肉体が無ければ難しい。

僕たちは無理にPルートを進むのではなく上手に共存していけるようなNルートを歩むのが1番辛くなく、程よく前へ進んでいけるのかなと思った。


アンダーテールを知らない人は調べてみてね。

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