TRPGパブリッシャー「マールストロム」のロゴデザイン
こんにちは。久々にロゴデザインのお仕事をしたので、今日はそのご報告です。この度TRPGの翻訳で活躍されているMontroさんの新しいパブリッシャー「Malström(マールストロム)」のロゴを制作しました。
これから海外のインディーズTRPGの日本語版のリリースや、世界中のTRPGの情報発信が行われるようです。これで日本と海外のTRPGコミュニティがグッと近づくのではないでしょうか。とても楽しみですね!来年春には、現代のイギリスを舞台にしたTRPG『リミナル』日本語版が発売されます。
ロゴについて
マールストロムは「渦潮」という意味があり、16世紀の北欧の海図『カルタ・マリナ』のモスケンの渦潮からイメージを連想しています。渦とその中に潜む怪異をイメージし、その姿をデフォルメしてデザインしました。
怪異とはいえ、皆さんに広く親しんでもらえるようなキャッチーなロゴにしたかったので、最終的には可愛らしさも感じられる姿になりました。フォントの文字にも角Rをつけ、モダンでありながら柔らかい印象にしています。また、「一筆書きできるくらいの形」という依頼があったので、いかに要素を削ぎ落として単純な形にできるかを意識しました。ロゴを公開してからSNSで皆さんからも反響があり、とても嬉しかったです。(「マールくん」というあだ名もつけました笑)
普段はプロダクトデザインが中心なので、こういったロゴ制作をする機会は少ないのですが、そんな自分に任せていただいて光栄でした。以前からMontroさんが紹介する海外のインディーズTRPGは面白いものが多く「こういう切り口のゲームもあっていいんだ!」とゲーム制作者として勇気をもらっていました。
Montroさんが「海外と日本のTRPGをつなぐ会社を作りたい」と聞いたときはワクワクしましたし、これから会社の象徴となるロゴ制作に関われたのは自分の中で大きな仕事でした。大事な瞬間に立ち会えて良かったです。これからも何かと制作で関わる機会があると思うので、ぜひ注目していただければと思います!