#3 高雄港ベイエリアを街ぶらするとアートとレトロモダンが融合した素敵なところだった(2022-2023台湾旅)
こんにちは、あさまるです。
2022年の年末から2023年の年始にかけて、台湾・高雄に旅行へ行ってきた話、前回は高雄のアートあふれる居住エリア「衛武迷迷村」について紹介しました。
私は衛武迷迷村へ行った後、地下鉄を使って「西子湾」という、もともと高雄港のあったエリア(以後、旧高雄港と本記事では呼称します)を街ぶらしてきました。
素敵な観光スポットであり、レトロとモダンが調和した、とても面白いエリアとなっていました。
高雄に行った際はぜひ訪れてほしいエリアでしたので、紹介したいと思います。
高雄港へなぜ行こうと思ったのか
今回訪れたのは、高雄MRT(地下鉄)オレンジラインの終点・西子湾駅。旧高雄港に向けて街ぶらしました。
20世紀には、鉄道貨物ターミナルと多数の埠頭があって貿易拠点として発達したエリアだったようです。
現在は、より沖合の埋立地に拠点が移ったため、使われなくなりました。
そこで、これまで使われていた港の倉庫や貨物ターミナル駅を有効活用しようと、アート×観光スポットとしてリノベーションされているのです。
高雄港の貨物ターミナル駅は、様々なアートオブジェが置かれた公園と鉄道博物館に。
港の倉庫はリノベーションされ、様々なショップが入った複合施設になっていたり、アートや彫刻を観ることができるギャラリーなっていたりします。
今回、「哈瑪星鉄道文化園区」「駁二芸術特区」という2つのエリアを街ぶらしてきましたので、写真を入れながら順に紹介していきます。
旧高雄港をくまなく回れるLRT(路面電車)
元々埠頭と貨物ターミナルだったため敷地は広大ですが、新たにLRT(路面電車)が整備されたことで、とてもアクセスしやすいエリアになりました。
LRTは1駅の駅間距離が短く、5〜10分も歩けば次の駅が出てくる距離感で駅があります。後から歩いてみたい路地が見つかれば、LRTに乗って戻ることもできますし、疲れを感じたらLRTに乗って帰ればよい。
LRTからの車窓もとても良く、徒歩で街ぶらするのには、めちゃくちゃありがたかったです。
哈瑪星鉄道文化園区
元々高雄港の貨物ターミナル駅だったところ。貨物ヤードだったためか、非常に広大です。
当時活躍していた機関車やSLの展示がありつつ、アーティストによるアートやモニュメント作品が所々点在していて、なかなかにユニークで飽きません。
そして、倉庫の一部が鉄道博物館となっています。家族で行くのにとても最適です。
貨物ヤードで使われていた線路の末端部付近には、鉄道資材を使ったモニュメントが。
駁二芸術特区(The Pier-2 Art Center)
埠頭の旧倉庫群にアートを吹き込んだギャラリー・アートスペース。古い物と新しい物が融合させて、新たなイノベーションを生み出そうという気概を感じれます。
もともと港の第2埠頭だったことから「駁二」と称されているようです。
エリア一帯にある倉庫群はリノベーションされ、カフェや雑貨屋さん等々、様々なショップも入っていました。
なんといっても、倉庫のレンガとコンクリートの質感がいい味を出しているんですよ。
まとめ:旧高雄港は街ぶらにおすすめ
いかがでしたでしょうか。ざっと街並みや景色をお届けしましたが、台湾・高雄に来たら是非一度訪れてみてほしいエリアでした。
訪問して感じたのは、この埠頭・倉庫という貴重な資産を生かすために、
「新しい命を吹き込みたい」
「変化を入れていこう」
「より街を魅力的にするにはどうすれば良いか」
という気概を強く感じたことです。
それが、ある一定のアーティストやクリエーターによる推進のみならず、行政からも力強い推進があるように感じました。
「街ってここまでモダンになるんだ」
「なんて自然と人の営みが調和しているのだろう」
「このエリア内には自動車が通っていない。街作りにおいて、SDGs的な視点も多分に含まれているんだろうなあ」
と歩いていて感じました。
エリア自体は広大で、南北500m × 東西2kmくらいあります。私は思った以上に高揚してしまい、気付けば2万歩近く歩いていました。
途中カフェで休憩も挟みながら散策することをお勧めします。
次回も引き続き、高雄の観光のお話を紹介したいと思います。