放送大学短歌会の歌会
2023年11月から、放送大学短歌会に参加しています。
夏雲システムを使ったオンライン歌会が毎月開催されています。
私は参加したりしなかったりです。
以下、2023年11月~2024年8月の出詠記録です。
五年十一月歌会 「厳」1首・自由詠1首
しもやけを握って眠る厳冬の熱源だった恋を手放す(4点)
背比べすることもなく追いかける三歳上の大きな背中(3点)
五年十二月歌会 題詠「珈琲」1首・題詠「鹿」1首
病院をはしごする日は自らに珈琲店のケーキを許す(4点)
せんべいで満足しない神鹿はジビエカレーの具となるらしい(2点)
六年一月歌会 「四句切れの歌」1首・自由詠1首
何もかも忘れずにいることなんてできないんだね 歌詞を間違う(6点)
新春の空を旋回する鳶はいつも通りに河辺を守る(2点)
六年二月歌会 「萌」1首・自由詠1首
萌えキャラの要素だらけの存在が実際いても残念だった(0点)
梅の木に花咲き始め婆ちゃんのパーマ頭の透け感に似る(5点)
六年三月歌会 「木村」1首・自由詠1首
キムソンと名乗り木村は堂々と「総統閣下と呼べ」と宣う(0点)
進化とは新たなものが新しくなって定着するということ(0点)
六年四月歌会 「植物」1首・自由詠1首
蝶かなと思ったものは生き急ぐ花びらだった五分咲きの下(2点)
交代でフォークを入れて分け合ったケーキはジェンガみたく倒れた(0点)
六年五月歌会 「眼鏡」1首・自由詠1首
振り向けば僕を見ている微笑みを拡大させる遠視のメガネ(3点)
不昧公お好みの菓子若草を食べよう 萌える緑が誘う(1点)
六年八月歌会 「水」1首・自由詠1首
疲れとは三割くらい水溶性だろう湯船で楽になるから(1点)
引っ越して初めての夏でもなぜか懐かしい町もう好きな町(3点)