友・飯・笑い・犬・音楽と心の平和の大切さ
東京から戻りました。シアトルの空港に降り立つと、外はいつもの曇り空。でも1ヶ月以上もシアトルから離れていたせいか、いつも煮え切らない…と不満に思うシアトルの春の空も、ホッとするのは気のせいでしょうか。いつしか私はすっかりシアトル人になった模様。
家に戻るとワンコの娘・シャーロットがスリスリ。もうワンコも私の長期不在に慣れたのか、怒りもしない分、そこまでエキサイトして帰りを喜んでくれる事がなくなりました😂 ちょっと寂しいけど。
今回も多くの人とお会いして、一緒にご飯を食べた楽しい旅でした。サステイナブル生活の定義を「その方法でずっとできるの?」と以前も書きましたが、今回の帰省でもまた「私の生活に必要なもの」を再確認する機会が数多くありました。そしてみんなと話す中で得た結論「心の平和」の重要性。
ストレスの多い現代人の生活。仕事や人間関係のストレス要因に加えて、特に東京にいると否が応でも少なからず関わりを持つ日々のストレス要因。通勤ラッシュや交通渋滞、都会の喧騒・忙しさ。不安を煽るばかりの報道やニュース、ナイナイ尽くしの解消を薦めるテレビショッピング…。ストレスホルモン蓄積、エネルギー消耗が続きます。
最近、「自分の機嫌は自分でとる。」というフレーズをよく耳にしますが、以前の私はそれがどんな意味かわかっていなかったような気がします。それは、日々直面する「ストレス要因」は自分で変えることができなくても、体中に蓄積していく「ストレス物質=ストレスホルモン」に対処をし、心をいつも平和に保つ事。
そしてこれが「自律神経を整える」ということだとわかったのはこの数年。自律神経失調症の症状を発症して、リカバリー(副交感神経を優位に保つための活動)を中心としたライフスタイルにスイッチしたことで、ストレス物質が私の体と心に起こしていたさまざまな悪影響が軽減していくことを体感してからのことです。
ストレス物質が体内に溜まると、免疫力も低下し、健康が害されるから。学歴や職歴、資産形成のために睡眠時間を減らし体を酷使したり、本来であれば一番大切であるセルフケアの中心であるはずの食生活が疎かになったり。セルフケアとは「なりたい自分」になるために使うための時間。私にとってもなりたい自分は…20年後に自分のお金、時間で、孫と娘・息子たち、そして友と一緒に自分の脚で歩いて旅行にいくこと。20年後の私は70歳すぎ。私の母はその歳にはもう歩けなかったから。エベレストは一朝一夕では登れないし、時間もお金も思っているだけでは貯められない。家族も友も今から仲良くしていなければ、一緒に旅行に行ってくれるかはわからない。だから今から私のエゴで振り回すのではなく、彼らに良いことを。でも一番大切なのは、命で健康。健康でなかったら、何もできなくなってしまう。だからセルフケアをして体内ストレス物質の軽減に努める。
変えられない過去の後悔や未来の不安にがんじがらめになり、落ち込んだり鬱になって先に進めなかったりすることも、なりたい自分になるための大切な時間を優先順位としては低いはずの事で無駄にしたり。ストリーミングで動画をずっと見たり、ゲームや携帯、ネットサーフィン、政治もタレントのゴシップ記事についてSNSで吠えたり。もっと言えば、やりたくないこと(家族や他者の世話=自分でできる筈の人のお世話を含む…。)を嫌々することも、ストレス物質の軽減にも自分の幸せにも繋がらない。
帰宅してからも再確認の連続。夫、ワンコ、息子、孫…そしてシアトルの煮え切らない春の空。私の「その方法でずっとできるの?」は、友と家族に囲まれ美味しいものを一緒に食べて、一緒に笑い、ワンコと遊び、ワクワクすること。たまに息抜きをしながら、ゆっくり丁寧に生活していきたいとまた強く感じた今回の旅でした。
一緒にご飯を食べてくれたみんなありがとう。 帰ってきたら、満面の笑みで喜んでくれた孫娘、ありがとう。I love you all 💕
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