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北欧ノルウェー便り 1~5月号まとめ買い

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2018年1~5月に掲載した約130本の有料ニュース記事。当時は全部で4400円だった現地情報が、1990円というお買い得価格でまとめて読めます
気になりませんか?「北欧」って、実際どうなの? 現地取材と撮影ならではの、ほかでは読めない最新情報…
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#SNS

SNSが選挙を左右する ネット時代の政治家とは

ノルウェーの政党は、市民と交流を深めるために、SNSに依存している。 Facebookで市民の感情を煽るのが得意な政治家といえば、進歩党(右翼ポピュリスト政党)のリストハウグ国会議員。「ノルウェーのドナルド・トランプ」との異名ももつ。 その使い方を一歩間違えて、先月は法務大臣の座から退くことになってしまった。 「大臣のFacebook投稿が原因で、政権解体の一歩手前」という、信じられない事態を引き起こした国は、他にあまりないだろう。 ※ちなみに、リストハウグ議員は騒動

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SNS時代、ブラックメタルとフェスはどうやってファンとつながっていくか

ブラックメタルと『叫び』のムンク様を、コラボさせちゃう。ノルウェーという国 ノルウェーって、有名な『叫び』を描いた、画家エドヴァルド・ムンク様の出身国だと、ご存じでした? 上の写真は、来日時に叫びPRに励んでいたノルウェーのソールバルグ首相。 北欧はメタルの聖地、ノルウェーはブラックメタルの聖地って、ご存じでした? 「そうなの?」と思った方は、日本語で「メイへム」で検索してみてください。 ノルウェーでは、ブラックメタルの祭典「インフェルノ」(Inferno)が、毎年

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オオカミ問題で炎上した牛乳パックが、エイプリルフールで新デザイン!

ノルウェーでは、フェイクニュースとエイプリルフールの区別がつかない人が、残念ながら多くなってきたそうだ。 エイプリルフールが好きだった大手既存メディアは、今年も「冗談だよ☆」記事を自粛した。 自粛しなかったのは、なんと「オスロ警察」! ノルウェー警察といえば、ユーモア溢れる自由なツイッターが、以前から話題となっている。 イースター(復活祭)の時期は、雪解け直前の最後のスキーを楽しむ人が多い。 オスロ警察は、山に犬のフンが落ちており、スキーを楽しむ人たちの邪魔をしてい

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北欧のコーヒー業界とインスタ文化の変化。現地で人脈を広げるためには

この記事は、「北欧現地のコーヒーカルチャーの輪に入りたい」と本気で思っている人、ノルウェーのカフェで働きたい人やワーホリを目指す人にとって、ためになる「かも」しれない記事です。 【目次】 ●今年のバリスタリーグも、わいわいと盛り上がる ●(スペシャルティ)コーヒー業界のインスタグラム文化について ●インスタでのハッシュタグが減った? ●スナップチャットと、インスタのストーリー。「消えていく」現場からのレポート ●輪の外側にいる人には、以前よりも生の空気が伝わりにく

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ドラマSKAMの人気インスタグラマー、アカウント削除

ノルウェーを代表するインフルエンサー、ウルリッケ・ファルク(Ulrikke Falch)さん(21)が、インスタグラムの人気アカウントを、17日に突然削除した。彼女には、100万人以上のフォロワーがいた。 詳細はYahoo!ニュース 個人「ノルウェー人気インスタグラマー、女性の見た目重視の社会にNO!価値を決めるのはあなた自身」にて。 ・・・・・ 【内容】 ・ノルウェーのインフルエンサー議論 ・アカウントを消去した理由 Photo&Text: Asaki Abum

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ノルウェー首相 クリック数が良い社会議論につながるとは限らない

【内容】 ●進歩党の支持率が上昇、国民の77%が辞任は正しかったと考える ●「幼稚園のような国会」に幼稚園スタッフが反論 ●メンタルヘルスの悩み相談が増加、国会騒動と映画上映が原因か ●無感情になっていたと首相が謝罪 ●脅迫を恐れて発言できないテロ生存者 ●首相が問いかける、クリック数は必ずしも良い社会議論にはつながらない ●騒動を早い段階で止められなかった首相 ●ネットで伝染する憎悪 ●進歩党の「被害者」モードがスイッチオン ●自由になったリストハウグ氏

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幼稚園のような国会にうんざり。ノルウェー法務大臣がFacebook投稿が原因で辞任へ

20日、シルヴィ・リストハウグ法務・危機管理・移民大臣が辞任をすると突然発表した。 【内容】 ●テロに敏感に反応するノルウェー ●まるで幼稚園のよう。大人の私はうんざり ●私の言論の自由は脅かされた ●首相は法務大臣の言説全てには同意せず ●他人から言われてではなく、自分から辞任することの意味 ●関係者に殺害予告 ●将来的には別の大臣ポストにカムバック ●リストハウグ氏がさらなる権力を増すことに? ・・・・・ 9日、法務大臣は、左派最大政党野党「労働党」

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ノルウェー法務大臣のFB投稿が発端でテロ生存者に殺害予告

ノルウェーで計算された炎上投稿を自身のFacebookで続けることで有名な、シルヴィ・リストハウグ法務・危機管理・移民大臣。 「Facebook投稿が原因で、世界初の政権解体となるのでは」と右派産業紙DNのアルスタハイム編集長はコメントしている。 ※これまでの詳細は、別記事「政府が全面謝罪 ノルウェーテロ映画公開初日に炎上投稿をした法務大臣の無神経さ」にて。 【記事の内容】 ●「労働党にとっては、国家の安全よりも、テロリストの権利を守ることのほうが重要」と、テロ映画公

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「脅迫されるから」移民女性が社会議論に参加しない ノルウェー女性の日

【内容】 ●各地で、ある女性の顔写真が溢れた理由 ●ヘイトスピーチを受ける移民女性 ●女性が社会議論に参加しにくくするために ●「女性の日」の行進は、左派のためのものか ●今年のスローガンは、「MeToo、沈黙から女性の闘いへ」 ●「彼女の代わりに、私たちが行進に参加しよう」 ・・・・・ スマヤさんって、だれ?3月8日、女性の日。ノルウェー各地で開催された行進では、とある女性の顔を掲げて街頭に立つ人が続出した。 彼女の名前は、スマヤ・ジルデ・アリ(Sumay

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「世界一幸せな北欧」の幸福ハンター。富を求め、周囲の評価を気にする者たち

「お金持ちになって、完璧なボディとモデルのような顔を手に入れたい?」 「新しい車や大きな家が欲しい?」 「SNSでたくさんのフォロワーに愛され、有名になりたい?」 人間は、なぜ、お金、社会的ステイタス、外見美を求めるのか。 「世界で一番幸福な国」とされているノルウェー。 それなのに、なぜ、満足できずに欲望を追い続ける人がいるのか。 なぜ、SNSで見る他人に憧れ、金銭的に余裕がないにも関わらず、ブランド品や話題の商品を買う人がいるのか。 幸福のハンターたち。 価値観

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人気ブロガーやSNSインフルエンサー、ノルウェーでは活動しにくい?

ブログ、インスタグラム、YouTube、Snapchat、ポッドキャストなどで10~20代の若者から大きな支持を受ける「インフルエンサー」たち。 ノルウェーでのインフルエンサーは、日本ではあまりみないような、厳しい批判を受けるようだ。 Photo&Text: Asaki Abumi ・・・・・ 4日、高級ホテル「グランド・ホテル」で、Vixen Influencer Awardsというインフルエンサーの活動を称える授与式が開催された。 ビジネス、ファッション、トレー

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インフルエンサーは若者に悪影響か、ただの産業界の金のなる木か ノルウェーで論争

ノルウェーで今、若者や女性に大きな影響力を与える「インフルエンサー」の社会的責任について議論が巻き起こっている。 きっかけは、国営放送局NRK(日本でいうNHK)に寄稿されたとあるコラムだ。 ノルウェーの報道機関では、民主主義の一環として、幅広い人の意見を反映させるために、政治家や有名人のコラムを丸ごとそのまま掲載する習慣がある。 ドラマ『SKAM』の政治的に正しいことを言うインスタグラマーウルリッケ・ファルクさん(21歳、写真上右)は、今やノルウェーで知らない人はいな

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