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あさき
2021年9月27日 05:07
儚くて、とても美しく笑う姿は、現世のものとは思えない。とても優しい人。とても真面目な人。とても情の深い人。だけど本当は小狐のように彼岸花にじゃれるような、かわいい人。両手いっぱいに抱えていて、心のコップがいっぱいになっているのが心配だけど。あなたと、あの日の夕陽を見上げたことは、一生忘れません。あんなに美しい空を一緒に見られるなんて、あなたと出会えて本当に良かった。
2021年9月10日 13:18
君は透明な青い色をしている。思春期特有のそれは、純粋でまぶしい。飛び散る飛沫が空の色を写すような、そんな青だ。大人でもない子供でもない透明な青。君は、これから、何色に染まっていくのだろう。いつまで透明な青なのだろうか。それとも君は永遠に透明な青い存在なのだろうか。そうあってほしいような、変化してほしいような、心地。私は君の色を見続けるだろう。私の肉体の滅ぶときま
2021年9月4日 23:59
こんな雨上がりの夜には、ちょっと切ない曲が似合うの。秋の入り口、まだアスファルトの立つ匂いは残ってるけど、風はもう熱を持ってない。あんなに暑くて参っていたのに、いざ夏が行ってしまうと思うと、なんだか惜しくなってしまう。秋だからかしら。爽やかな風がなんとも言えない寂しさを連れてくる。遠雷が聞こえる。あっちの方はまだ降っているのね。もう夏のスコールじゃなくて、秋の雷。何が終わる