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光野朝風
2018年4月29日 06:22
親愛なる弟よ。僕の作品を見てくれただろうか。燦然とした世界は人も木も鳥も僕も照らしているのだ。 眩しいぐらいの世界に僕の悩みはいよいよ深くなろうとしている。君が見てくれた作品は間違いなく生涯の中での僕の最高傑作だ。 僕はこの美しい世界の中で、たまらなく醜い存在になろうとしている。 何故誰も僕の作品に見向きもしないのだ。一部の友人が、まるでおべっかを使うように褒めてはくれるが、僕の作品を