究極の思考法:最後の10分間テクニック
■織田信長の最期はいつですか?
歴史を結末から知っている僕たちは、
織田信長が桶狭間で死なないことを知っていますし、
坂本龍馬が寺田屋事件で死なないことも知っています。
ゆえに、
その場面がたとえ緊迫したシーンであったとしても、
どこか安心して見ることができ、
どのように危機突破を図ったのかを、
客観的に見つめることが出来るわけです。
僕は、小さいころから歴史好きだったこともあり、
中学生ぐらいからでしょうか、
とても高慢な口癖を持っていました。
何か大変なことや危険なことがあるたびに、
「神様が桶狭間で信長を殺さなかったように、
神様は俺のことをここで殺すわけがない」。
「そんな人類の損失を神様が起こすはずがない」。
こうして文章化してみると、
とっても傲慢で不遜な物言いに見えますが、
正直に告白すると、
こんなことを心の中で頻繁に言っていました(笑)。
■ハッピーエンドから振り返る
ただ、これは後になって知ることになるのですが、
この思考法は明確に、
能力開発のメソッドとして存在しているんです。
僕がセールスノウハウを徹底的に学んだのがブライアン・トレーシー。
“能力開発の権威”とも呼ばれる彼は、
こうした思考法を具体的に語っています。
ズバリ『最後の10分間テクニック』。
映画や物語、
ハッピーエンドの最終シーンを知っていれば、
劇中の主人公に訪れる苦難や逆境は、
何も焦らず客観的に見つめることが出来る。
自分たちの人生も、
こうした視点で、
俯瞰して見つめてみようという思考法。
これ、素晴らしくないですか?!
確かにその通りですよね。
人生のエンディング、
つまり最期の場面では、
大好きな家族や友人、
知人や関係者に囲まれ、
多くの賞賛と感謝の念と集めながら、
穏やかに安らぎの瞬間を迎える自分がいる。
それを一度、
“腹の底から知る”ことが出来れば、
日々の煩わしい出来事や困難などは、
驚くほど客観的に見つめ、対応することが出来ます。
そしてさらに言えば、
ハッピーエンドの結末のためには、
少しぐらい障害や逆境はあったほうが良い。
むしろ、
物語の大事なスパイスとして、
積極的に受け入れることが出来るはずです。
不謹慎に聞こえるかもしれませんが、
平坦な物語なんて面白いはずありません。
■すべては成功へのプロセス
つまり、
成功へ至るプロセスを存分に楽しむことが出来るわけですね。
少し傲慢に聞こえるかもしれませんが、
今でも僕は、いつも堂々と、
(ちょっと強がりながら)自分自身に言い聞かせています。
「どうせ最後には上手くいっているわけだしな」
「こうやって逆転していくからサクセスストーリーなんだよな」
皆さんにも積極的におススメします。
最後には、
どうせ自分がうまくいっていることを知りましょう!!
そしてそれ前提に、
失敗や逆境、
苦難や困難と向き合って行きましょう!
思いませんか?
そんなエキサイティングで、
魅力的な不屈の人間、
勝利の女神が見放すはずがありません。
~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁