整体師が説く「疲れのリセット方法」3選
疲れのリセット
Voicyさんのハッシュタグ企画のお題、『疲れのリセット』について、私の見解をお話してみたいと思います。
疲れているというのは、要は、パワーダウン中ということですよね。
でも、パワーダウンというのを東洋医学的に言うと、人間の3大エネルギー気血水のいずれかが、もしくはそのどれもが意気消沈している状態と言えると思います。
それぞれの観点から述べてみましょう。
わかりやすく、血からお話します。
血が瘀血、よどんだ血液の状態になると疲弊します。
では、瘀血の状態とはどういうものかというと、一つはドロドロな血です。
ドロドロな血になるのは、習慣的に食事状況が悪いとか、ストレスフルだとか、喫煙とか、様々な要因があります。
疲れをリセットしたいというときは、疲れているときこそご飯を食べない。
私達は消化行動にめちゃくちゃパワーを使うんですよ。
しかも、外から食べ物を入れると、そこには余分なものが付随しますからね。
完全に身体にいいものだけを食べるのは、現代社会では難しいですから、化学物質的なものとか、有毒性のあるものとかを消化するのにはとてもエネルギーを使います。
仮に、全部をオーガニックや有機野菜にしたとしても、細胞が新陳代謝をするときに必ず老廃物が産まれてしまうので、結果疲れます。
だから、「疲れているときこそ、パワーをつけるためにご飯はしっかり食べないといけない」とおっしゃる方は多いと思いますが、実は逆なんです。
疲れているときこそ、内臓を使わせない。
かといって水だけで過ごすのかというと、それではカロリーが足りません。
要は、内臓を酷使しない状態であればパワーを消耗しなくて済みますので、固形じゃないものを食べた方がいいです。
スープがいいですね。
お味噌汁なんてすごくいいですよね。
スムージーとか、コールドプレスジュースとかも悪くはありませんが、疲れているときに身体を冷やす陰性のものを入れるのは、疲れ度合いにもよりますが負担になるので、本当に疲弊しているときは身体を温める陽性のものの方がいいでしょうね。
もちろん、冷たい水よりは常温とかぬるま湯とかの方がいいと思います。
お腹が空いていても食事を我慢しろ、ということが言いたいわけではなくて、無理してご飯を食べなきゃいけない、疲れているときほど食べるという考えは一旦ストップして、お腹が空いたな、食べたいな、という気持ちがあるなら食べた方がいいと思います。
でも、そのときに消化にいいものを選んだ方がいいということです。
あと、お寿司などの生ものは避けて、火が通ったおかゆとかがいいです。
白米を食べるにしても、よく噛む。
余談ですが、今セブ島で、長年の友達が日本から家族を連れてやってきていて、一緒に過ごしているのですが、久々に会ってご飯を食べたときに「麗華ちゃんは一口で100回噛む」とおもしろそうに言っていました。
昔から私はよく噛むんですよ。
流石に100回も噛んではいないのですが、一般的な人よりも噛む量が多いと思います。
そのおかげかどうかはわかりませんが、私は結構胃腸が強いんですよ。
丸呑みするとその分、消化に負担がかかります。
口の唾液でしっかり消化酵素を働かせてから胃に送るということで、口でできる仕事は口でやるということが、身体の疲弊を減らすことにつながるのかなと思います。
話が少しそれましたが、パワーダウン中は血のエネルギーを消耗しないために、まずは食事の観点を見直すことが大切です。
もちろん、血を良くするための方法はもっとあります。
私達の体内を流れる血の質を上げるのにうってつけな方法をお話した放送がありますので、こちらにリンクを貼っておきます。
ぜひ聴いてみてください。
疲れをリセットする入浴方法とは
続いては、気血水の水のエネルギーについて。
水分代謝が滞っている状態は疲弊に繋がります。
日常的に滞りがちな人は体質が水毒状態なんです。
それについては、過去放送の放送で度々お話していますから、ぜひ放送を遡って聴いてみてください。
今回のお題は疲れのリセット方法についてです。
一過性の水分代謝の滞りを動かすのは熱。
それにはやっぱり入浴ですね。
海外にきて、日本のお風呂、浴槽のありがたさをいつも感じております。
今セブ島に長くいるのですが、外は暑いけど中はどこも冷えているんですよ。
外が暑いと長ズボンとかは履かないじゃないですか。
それなのに室内はエアコンで冷えているので寒いんです。
外が暑いと毛穴が開くので、その開いた毛穴に冷気が入るがゆえに底冷えするんですよ。
だから、真夏こそ、薄着をしているときこそ、本当はお風呂で温まるべきなんです。
10月の末に差しかかっている日本の皆さんからすると、この話はどうでしょうか。
もうきっと日本も涼しくなってきていますよね。
少し話がそれましたが、大切なのは入浴です。
身体を温めてください。
とはいえ、疲れているときに熱い温度のお湯に入ると、これまた体力を消耗してぐったりしてしまうので、疲れをリセットする入浴方法としては、気持ちぬるめにする。
身体が冷えない程度に。
ちゃんと追い炊きや足し湯をしながら温度を保ちつつ、心地がいいぐらいのお湯に浸かってください。
中には、長時間は入っていられない、サクッとシャワーで済ませたいと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、そういう方は気持ち熱めのお湯に、それこそ短時間浸かってください。
そのときの入浴剤が、一番オススメしたい内容です。
入浴剤には炭酸みたいにシュワシュワするものがありますが、残念ながらあれは本物の炭酸じゃないんですよ。
ただ泡が出るだけなんです。
なので、あれで身体の疲労感が抜けるということはありません。
気分です。
では、私のオススメは何かというと、クレイです。
クレイというのは泥を粉末化させたものです。
オーガニック系のショップや自然派ショップ、アロマセラピー関連、おしゃれ系のセレクトショップにも置かれています。
私のお気に入りはCLAYDです。
インターネットで検索したらすぐ出てきますので、見てみてください。
楽天かアマゾンのどちらかにはあるんですよ。
だけど、公式サイトから買った方が安いです。
会員価格になると安くなりますので、気になる方は検索してみてくさださい。
疲れているときは、血液が停滞している、水分代謝も停滞しているという物理的な状態であることはもちろんですし、それプラス、余計なものを引っ付けているときがすごく多いんです。
それは電磁波。
あまり言うと、電磁波=悪者というふうになってしまう可能性があるので、また日を改めてお話したいのですが、最近は電磁波防護グッズとかも売られていますよね。
それが商業的になりすぎているので、あまり電磁波の話はしたくありません。
しっかりと知識をつけていってほしいところなので。
というのも電気は、私達の身体にとって必要なものだからです。
私達の身体の中は電気だらけですからね。
生体電流という、私達の身体の中に走る電気があるから、私達は生きていられるんですよ。
だって心臓は、動かすとか止めるなどの意識が全くない状態で、勝手に動いてくれているじゃないですか。
内臓だって同じですよね。
つまり、これらは全部私達の中の電気が動かしているんです。
電気の量が多いとすごく若々しいのですが、減ってくると老化に繋がります。
だから、私達の死というのは電気がゼロになったときです。
iPhoneを触って画面が動くのは、私達の生体電流があるからです。
亡くなった人の指をiPhoneに当てても動きません。
そのくらい私達の中に電気はあるし、本当に必要なものなんですよ。
エステの機械とかも完全に電気じゃないですか。
一過性に、少量の電気を注入するというのも美容や健康の向上にもなります。
だから、電気は悪くないんですよ。
過剰になるのが悪いんです。
今はパソコンやスマホ、5G、Wi-Fiと、どこもかしこも電気だらけじゃないですか。
それに加えて暴飲暴食や、疲れ、ストレスなどで免疫力が落ちている状態になると、浴びて貯めた電気を自力でリリースする量が減ってくるので、帯電、つまり電気を溜めた状態になってしまうんです。
そうすると、中の生体電流のバランスがすごく乱れますし、電気を帯びている状態は、外の余分なもの、ホコリとかを引きつけてしまいます。
そういうのが身にまとわりつくと、疲れが増します。
だから、外からも中からも疲れが爆発するんですよ。
それをリセットするのは、いかに自然な状態に戻るかなんです。
では、どうするのかというと、大自然の中に裸足で立つとか、海でも山でも自然がある場所は酸素がたくさんあるので、そこで呼吸するのもいいです。
だけど、都会の方に住んでいると、疲れているときに自然に行狗というのは難しいですよね。
そういうときこそ、科学的な人間が作った入浴剤よりも、自然のものがいいのでクレイがオススメなんです。
クレイは完全に天然なんですよ。
とってきたままなんですよ。
だから、お風呂に全身入って、できるなら頭まで使ってください。
そこで一旦自然に帰れる。
それが身体をオフにしてくれるんですよ。
身体を温めれば、水分代謝がかなり増しますし、クレイとの相乗効果で疲れがリセットされます。
以前、人生が変わるレベルの入浴剤についてお話した放送がありますので、こちらにリンクを貼っておきます。
ぜひ聴いてみてください。
疲れているときは、気虚になっているとき
では、気血水の気についてです。
なぜ、気血水という言葉では最初にあるのに、こちらでは最後に言ったかというと、血と水は目に見えるものなので、わかりやすいじゃないですか。
でも、気は目に見えないものなので捉えようがなく、一緒くたにスピリチュアルだと思ってしまう人が多いんですよ。
だから、冒頭に持ってくると興味を持って聴き続けていただけないかもしれない、かつ、一番大事な話なので最後にしました。
先ほど生体電流についてお話をしましたが、それが気の立ち位置とも呼ばれています。
東洋医学では、気の概念は私達を活かすべきエネルギーと言うのですが、西洋医学にはそういう概念がないじゃないですか。
だけど、あまりにも無視できない存在なので、自律神経とか生体電流と呼ぶものを、東洋医学での気としていると言われております。
でも、私達は昔から「病は気から」とか「気のせいだよ」とか、「気をしっかり持て」と「気は確かか」とか、気にまつわるワードをたくさん使っていますよね。
そして、疲れというのも「気」が疲れているからでしょう。
血がどうのとか、水がどうのとかではないですよね。
気落ちしているときにどっと疲れを感じませんか?
要は気が滅入っている状態です。
それを、東洋医学では気虚と言います。
気虚の状態だと、とても疲れている感じがします。
同じレストランの、同じコースを注文した会食をするとします。
気の置けない友人たちと4人でご飯に行く。
いっぱい喋って、いっぱい飲んで食べても疲れませんよね。
内臓をフル稼働させて暴飲暴食をしても疲れないですよね。
片や、すごく気を遣う上司とか、取引先の気難しい社長とか取締役役員の人との会食だと、終わった瞬間に、どっと疲れを感じるじゃないですか。
不思議ですよね。
だから、「気は持ちよう」との言葉が表す通り、やっぱり気が大事なんですよ。
でも人間ですからね。
自分に心地がいい、気が疲れないことだけしかやらないで生きていくことは難しいです。
でも、そんな生き方は選ばない方がいいですよ。
今どきの若者に限らず、世の中には意味を履き違えた、そういう言い回しに逃げている人も多いなと感じるようになってきました。
ワクワクすることに従うとか、自分の好きなことだけで生きていくとか、それはもちろん素敵なのですが、そうやって大成功されている方々というのは、それを成功させるために、自分ではそんなに好きじゃないこともこなしたり、すごく努力したりしていますよ。
でも、それらをやらないことより、自分が叶えたいことが実現することの方が楽しいから、総じて楽しいことをやっていく。
側から見ると楽しそうに見えるだけであって、100%好きなことだけをするというのは難しいと思います。
あと、最近はスピリチュアル系でも「努力するのはやめましょう」とか、「頑張る時代は終わりました。必要なものは全て天が授けてくれます」とか言うじゃないですか。
私は、あれを鵜呑みにして努力を放棄した方々の行く末がすごく心配です。
例えば、私はずっと海外で仕事をしてみたいと思っていて、今回フランスに来て挑戦して、結果が出てきたのですごく嬉しいのですが、全員に「来年、あなたと絶対に仕事をしたい。だから、絶対に英語を習得してきてね」と言われました。
もちろん、英語をマスターして来年はしっかり喋れるようになりますから、と約束してきました。
でも、もし私が英語を学ぶ努力をしないとする。
だけど海外で働きたい。
英語は努力しなくても勝手に身につく。
そんなことはあり得ません。
よく、海外に住んでしまえば、いやが応でも喋れるようになるものだから早くに行っちゃえ、みたいな話もありますが、そんなことないんです。
息子が生まれてすぐの頃に、外国人の家政婦さんに来てもらっていたのですが、その人は20年くらい日本にいて、日本人家族の家政婦ばかりをしてきたのですが、全然日本語を喋れていませんでした。
一言くらいは言いますが、本当に喋れないんです。
だから、ただ住むだけでは言葉を身につけるのは難しくて、ある程度は努力が必要です。
海外で仕事をしたり、それを叶えたりするのは、自分がワクワクすることだし、好きなことじゃないですか。
でも、それに合わせて、語学をしっかり習得するとか、海外で通用する知識や技術をしっかり習得するための努力をするというのは絶対に必要です。
これらはすごく地味ですよね。
私も語学の勉強や家事が嫌なんですよ、ストレスなんですよ。
本当はやりたくないことなんです。
でも、やらないといけないことですよね。
瞑想しているだけで、天にお願いしただけで英語が喋れるようにはならないでしょ。
どんどん話がそれているので元に戻しますが、要は、人間は気の持ちようということです。
だから、気が虚している状態になったら頑張れるものも頑張れなくなってしまいますし、身体の回復も遅れます。
じゃあ、どうすればいいのか。
気を生成するものは空気です。
酸素です。
呼吸です。
酸素を吸って、身体の中で代謝して、二酸化炭素を出す。
そのサイクルが正常化していることが、気の状態が安定していることになります。
だから、疲弊しているときというのは、酸素をうまく吸うことも吐くこともできなくなっているんですよね。
というわけで、まずは落ち着いて、ゆっくり深く深呼吸をしましょう。
吸うだけではなくて、吸った時間以上をかけてゆっくり吐きます。
みんな吸うことにばかり意識が向きがちですが、吐く方が実は大事で、吸って酸素がいっぱいになると老廃物がすごく出やすくなるんです。
だって、たくさん酸素を吸うことが健康なら、過呼吸もすごくいいことじゃないですか。
でも、吐けないことで過呼吸の状態になりますから、落ち着いてしっかり吐く。
いっぱい吐いて余分なものを出す。
そういう深呼吸が大事です。
疲れているときに目をつぶって、ゆっくり吸って吐いてというのを、3分間ぐらい続けてみてください。
すごくラクになります。
気が虚していますから、外の気、フレッシュな気をたくさん入れて、中の淀んだ気を追い出しましょう。
ストレスが疲れさせているからといって、今すぐそのストレスを消すのは難しいですよね。
ということで、物理的に気血水を回すテクニックをお伝えします。
それは逆立ちです。
ひっくり返してシャッフルしましょう。
砂時計の原理です。
逆立ちがなぜオススメか、どうやったらいいのかということを詳しく解説した放送回がございますので、こちらにリンクを貼っておきます。
ぜひお聴きください。
疲れを感じたら、睡眠の質を上げるべし
疲れって誰にでも訪れますよね。
そして、これは言わずもがな、やっぱり睡眠です。
どれだけ疲れていても、睡眠をしっかりとったら、それだけ疲れは取れます。
数日前にも睡眠の質を上げる方法というのを収録していまして、意識を変えるだけで劇的に深く眠れることを解説しました。
そちらをお聴きください。
睡眠の質は疲れているときほど上げるべきなんです。
だけど、疲れているということは仕事がすごく忙しいとか、睡眠不足状態が続いているということもすごくあるじゃないですか。
寝たい、睡眠時間をとりたいのは山々だけど取れない、という時期もありますよね。
そういうときに、これを実践すると睡眠の質が変わるという、私のVoicyでも超好評な放送があります。
全裸睡眠です。
でも、今回の海外、フランスとフィリピンでは全裸睡眠ができていないんですよ。
なぜかというと、フランスでもフィリピンでも完全同居型で、ベビーシッターさんや家政婦さんがいるので全裸になれないんですよね。
フランスでは大きい家を借りて、2階と1階だったから何回かしたかな。
だけど、フィリピンにおいては1LDK的な間取りのところで、私達が部屋で、シッターさんはリビングで住んでいます。
そのシッターさんはエアコンを使いたがりなので、私達の部屋では使わずに、リビングのエアコンを一日中つけっぱなしにして、うちの部屋のドアを開けて、寝ているんですね。
キッチンに立つと、その部屋の中が丸見えなので、全裸睡眠をしていたら大変なことになってしまいます。
というわけで、全裸睡眠ができるから日本に帰るのが楽しみです。
今回も長くなりましたが、最後までお聴きいただきありがとうございました。
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