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カリスマの所以。〝好きこそものの上手なれ〟

どの道にも共通すること。

どんなことでも努力でカバーできる。ある程度きちんと取り組めば、どれだけ容量が悪くても、ど素人でも、プロレベルにはなれる。

でも、プロと言ってもピンキリ。
今や、誰だって数万円もあれば会社設立して〝社長〟にはなれる。知ってた?(会社は1円でも出来るけど、登記するのに印紙や印鑑など多少お金がかかる)
会社を起こしたことないと、「社長」ってイコールすごい人!なイメージを持つ人はいまだにいると思うけど、嘘!嘘!社長になるのは超簡単です。書類だけだから。

だけど、会社の規模や社会貢献度などなど、実績で見るとピンキリよね。それと同じことが冒頭の〝プロレベル〟にも言えます。

どれだけ頭が良くても、器用でも、容量が良くても、その道◯年と経験があれども、

多くの人を魅了してやまない、誰でもは到達できない境地がある。そこに行けるのはいったい何人いるのだろうか。

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(LINEマンガ『将太の寿司 全国大会編』より)

私は整体師。
実は、デビューしたての頃からこのマンガのような事をしょっちゅう言われてきた。

「手から光線出てる」
「触れられた部分からすごいエネルギーが入ってくる」
「手が4本あるように感じる」
「超能力使ってますよね」
「魔法使ってますよね」

などなど。
でも、当の私は自分にそんな不思議なパワーがあるとは微塵も思っておらず、また、よくいうスピリチュアル能力(普通は見えないものが見えたり聞こえたりなど)は1ミリもなく。なので、
「まさか~。私もスピ系の人達みたいに何か見えたり、そんな不思議な力あったらイイですけど」
なんて言うと、

「え?体の中透けて見えててやってますよね?」
「見えないでやってる人とは思えない!」
「てっきり全部見えてるのかと思ってた!」
「憑いてるものも含めて要らないもの全部取ってくれる!」

などと四方八方から言われたものです。
あ、ちなみにそれから10年以上経つ今も、何も見えも聞こえもしませんよ(笑)見えるのは皮膚だけだし、超能力も魔法も使えません(笑)

このように、私がまだ整体師駆け出しの頃からこういった不思議な感想を言われてきたのですが、

その頃から、まだ経験は浅くても、ひとつだけ、私が他の方々には無かった点といえば・・・

一生懸命

なこと。
は?そんなん当たり前じゃん、って話ですよね。そうなんです。当たり前です。その、当たり前なことをほとんどの人が出来てないから、当たり前が出来た私が抜きん出れただけです。

このLINEマンガの主人公、将太君は全国大会に出る他のライバルと比べ、経験年数も経験した場数も圧倒的に少ない。けど、努力が凄まじい。とにかく、どうやったら人を幸せにできる最高の寿司が握れるか、をとことん考え、行動する。

しかしもちろん他のライバルたちの努力もけたたましい。元々強者達がさらに腕とプライドにかけて競い合う寿司職人全国大会。そこで皆を圧倒的に超えるひたむきな努力と、そのおかげで到達できる発見、それはそこまで頑張れた者のみが到達できる神様からのギフトだと思う。試練や課題に毎回ミラクルを起こし、勝ち進んでいく将太君。

たかがマンガ?されどマンガ。

私は整体師なのでこういった大会など無いし、誰かと競って戦うなんてのはないけど、この将太君のように、寿司を握っている瞬間に手が光る、の様な表現は多々されてきた。

こういう事って、無いようで実際あると思います。たった一度や1人の人から言われたなんてことでは無く、私が整体師になってこの約12年、何度も何人にも私の施術に対して不思議な表現をされてきた。

でもこう言うと、
「要は、あなたがスピ系のなんか力あるってことでしょ」
と思う方もいるかもしれませんね。もう一度書きますが、私はいまだにピン!とも来ないし、見えない類のものは私も何も見えてないし、聞こえもしません。

やって来た事は、とにかく一生懸命、毎回、すべての人に全身全霊、全力投球してきたというだけ。そう、全力です。

ある時、高級車で付き人がお連れするようなすごい大御所感漂う70代女性がご新規でいらっしゃった際に、

「今までたくさんの人を見てきて、施術も数多くの人のを受けて来たけど、あなたほど全力でやってくれた人は今までいなかったわ。皆、手抜きするのよ。ちゃんとやってる様で、どこか手を抜いてるのよ」

これを聞いた時、皆どこか手抜きをしている、ということを知って逆に驚いたんですが、それからしばらくしてそのお言葉の意味を深く考え、

これなんだろうな、と思います。
私がリピーターだらけであっという間に予約の取れない整体師となったのは。

そもそも、
「技術力」=「金額」=「人格」
この3つが同等であれば必ず顧客はリピートします。もしリピートされない場合は、この3つのどこかがお客様にとって評価ポイントに満たない、もしくはこれらのバランスが悪いんです。それに気づけばリピートされない問題点が見つかります。簡単です。

更に、
「人格」>「技術力」>「金額」
ならリピートしていただくのはもっと簡単です。
よく、スタッフ教育はないがしろで広告宣伝ばかりにお金をかける企業やオーナーが居ますが、接客業、サービス業の場合はそれで新規は取れてもリピート獲得には至れないでしょう。新規ばかりの集客法は顧客の質の向上にならず、組織も現場も疲弊します。よって、本当に大事なのはリピーターだらけの愛されサロン、愛されセラピストになるために人格こそ磨くことです(といっても私自身が人格を磨いたわけではないんですが、これに関してはまたの機会に別記します)

集客というか、「予約の取れない○○になる方法」はこんなにシンプルで明確なのに、なかなかリピーターに繋がらないとか、紹介や新規が入らないとかって言ってる店や個人が多い。あと、リピート獲得と言っても、2度、3度、来店してもらえても長期には続けもらえない人だらけ。

なぜだろう。
皆、それがなぜか、考えたことありますか?
時代?不景気だから?災害?最近で言うと新型コロナ?
お店の場所?SNS?ホームページがいけてない?チラシがダサい?

いいえ、違います。
技術力と人格(と、それらとバランス良い金額設定)です。

そして、この将太君のように、私のように、今、目の前の人へ今の自分が持てる最高最善を全力で尽くしているかどうか。決して、手から光が出るからとか、そんな不思議要素ではない。だけど、全身全霊、最高最善、精魂尽くしていたらそうなるのも必然です。だって、文字通り、「全身」で「全霊」だし、「精神」と「魂」を尽くすんだもん。そりゃ他の人にない境地に行くよね。だけどそこまで出来る人っていないんだよ。皆、適度に頑張ってる程度なんだよ。まあ、そこまで行く必要があるか?って話でもあるけどね。それでもリピート率80%くらいにはいけるでしょう。それでヨシならいいんだろうけど、もし、あなたが究極にその道を究めたいなら、これに尽きます。全身全霊、精魂尽くす、これ以外ない。

小手先の集客テクニックやら、小手先のちょいちょい技術なんかは大した問題じゃありません。3つが出来ている上でプラスのエッセンスにはなるって程度です。人の心が動くのはいたってシンプル。これだけです。

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朝井麗華
「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!