酔うとさみしい

酔うと、人と話している間は大丈夫なのだが、帰宅すると落ち込む。
ネガティブになる。
一人で家飲みしていてもそうだ。
酔うと、マイナスになる。

陽気にならないなら家で飲まなければいいじゃんとも思うけど、飲まないとやってられないときがある。
例えばいま。夕飯のトマトシチューを煮込んでいる。ダイニングの椅子に腰掛けて、発泡酒500は3缶目。いい感じに酔っているけれど、なんだか落ち込んでいる。落ち込み始めている。

飲んでもどうにもならない。問題は解決しない。ただ一人で家で飲んでいても誰とも話ができない。なのに飲んでいる。ほてる頬。冷え冷えの足。4缶目。

何も考えたくなくて深酒をする。とぎれとぎれになる思考。今度はほてりだす足。ベッドに倒れ込む。布団の冷たいところをゴソゴソと足で探っては押し当てる。

酔いが少し冷めてくると、落ち込み始める。漠然と、何もかもに。さみしくなる。そして深酒すると、眠剤飲んでも寝つけない。
飲まなきゃいいのに。

人恋しくて飲み屋行って人と話すのより、一人で飲んで寝るほうがさみしくなる。虚しくなる。なんだかなあとなる。ばかだなあ。

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