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採用担当が語る!アサヒ飲料の採用活動とは?
採用活動の時期は年々早くなり、当社でも2026年卒の新卒採用のエントリーが2月5日に始まりました。どんな企業を受けようか、自分にはどんな職業が向いているのだろうか、漠然とした不安を感じる方も多い時期かと思います。今回は100年以上続くブランドを持つ当社が、何を大切にして採用活動を行っているのか、採用担当者に尋ねてみました。そして、2024年度の新入社員に、自身が学生時代に何を基準に当社を選んだのか、また実際に入社した感想を尋ねました。
【プロフィール】
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堀内 太郎(ほりうち たろう)
アサヒ飲料株式会社 人事総務部所属。
新入社員の採用業務や報奨制度を担当。
趣味は、食べ歩きとスポーツ観戦。
安田 琴美(やすだ ことみ)
アサヒ飲料株式会社 関東本部営業二部所属。
関東エリアでドラッグストアなどの量販店を担当。
趣味は、犬カフェに行くこと、おいしいお店を開拓すること(特にピザが好きです!)
東郷 舜(とうごう しゅん)
アサヒ飲料株式会社 群馬工場製造部所属。
「カルピス®」(希釈タイプ)の製造ラインを担当予定。
趣味は、水泳と料理。最近車を買ったので近場をドライブしてリフレッシュしています!
当社の採用活動で大切にしていること
――採用活動で当社として大切にしていることを教えてください。
堀内 私たちが大切にしていることはファンづくりです。採用活動に携わっている社員や学生全員が当社のファンになっていただくことを大切にしております。人事社員だけでなく、未来の仲間づくりに興味関心のある社員と一緒に、当社のビジョンややりがいを発信していくことで、数ある企業の一つではなく、「アサヒ飲料だから」という理由で選んでもらえる企業でありたいと思っています。
――具体的にどんな活動をしているのか教えてください。
堀内 就職イベントやオンラインでの社員訪問などを実施しております。応募から入社だけではなく、応募前から入社後まで、当社のビジョンを知る、感じられるようにコミュニケーションを取っていきたいと思っております。
――入社してからのサポート体制についても教えてください。
堀内 入社後はアサヒグループ全体での研修やアサヒ飲料独自の研修を行っております。研修後、各事業場に配属された後は新入社員一人一人に先輩が一人ずつ付いて、仕事や時には生活のことなど、なんでも相談できるようなブラザー・シスター制度がございます。これにより、新入社員が順調に成長できるようサポートしています。先輩社員にとっても、自己成長の機会になっていると思います。
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(下)岡山工場エンジニアリング部 柏谷さん/群馬工場エンジニアリング部 安藤さん
新入社員から見た当社とは…!?
――当社に興味を持ったきっかけを教えてください。
東郷 アサヒ飲料について、中でも生産系の業務について学ぶためイベントに参加しました。私は大学院時代、微生物工学を専攻し食品会社と共同で乳酸菌の研究をしており、就職活動時も食品業界、特に人々の生活に密接する飲料という商材に興味を持っていました。ほかにも食品会社のイベントは複数社参加しましたが、ほとんどが商品開発職をテーマにしていました。生産職について学ぶ機会があるアサヒ飲料は貴重だと考えエントリーしました。また多くの企業で技術系の初期配属は開発職と生産職どちらの可能性もあることを知り、自分自身が生産部門に初期配属になった場合に納得できるのか考えるためにイベントに参加しました。
安田 私は「人々の生活に寄り添えるお仕事がしたい」という思いから、食品・飲料・日用品メーカーを中心に就職活動を行っていました。その中でも、アサヒ飲料の、100年以上愛されているブランドを複数持っているという点が非常に魅力的でした。そこで、「カルピス®」のブランドをどう未来へつなげていくかというテーマでマーケティングを行うイベントに参加してみました。多様化している時代背景もあり、どの企業も新規ビジネスを考えるようなイベントが多い中で、100年続いてきたブランドの価値を壊さずにつなげていくことを考えるという視点が印象的で面白かったのを覚えています。それ以降、人々に長年愛される商品を生み出せる秘訣やそこに込められた想い、企業のビジョンなどを知りたいと思い、いくつかのイベントに参加しました。
――さまざまな会社の面接を受ける中で、最終的になぜ当社への入社を決めたのか教えてください。
東郷 入社を決めた決定的な理由は、100年以上揺るぎない形で続いている「カルピス®」というブランドの存在です。大学院で乳酸菌の変異について研究していたからこそ、製造方法や乳酸菌の種類が変わらずに守り続けられてきたことに感銘を受けました。入社してすぐに叶わなくとも、いつかは「カルピス®」に携わるような仕事ができるかもしれないというワクワクを感じました。また、部署異動が活発で若手のうちから複数の部署を経験できるような機会が設けられている点も非常に魅力的でした。就職活動をしていた当時、私はまだキャリアプランが明確でなかったため、部署異動が活発であれば、複数部署を経験しながらベストなキャリアを模索できると考えました。
安田 一番の決め手は「人」です。イベントに参加した際に、社員の方が「学生のうちの一人」や「学生だからここまででいい」ではなく、「一人の人として本気で」向き合ってくれていると感じました。また、社員の方同士の雰囲気も良く、この会社であれば、人に恵まれた環境でお仕事ができると考えました。他にも、一緒にイベントに参加していた同期が、自分と似ている価値観を持っていたり、尊敬できる部分があったりと、こんなに素敵な仲間と一緒に仕事ができたらどんなに楽しいだろう!と感じたことも要因の一つです。
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――実際に当社で働いてみて、今どう感じているか教えてください。
東郷 私が所属している群馬工場は研修が非常に手厚く、入社して12月までずっと、さまざまな部署をローテーションして各分野について学ぶための研修が設けられていました。そのため、ようやく研修が終了し、これから技術スタッフとして、設備投資やトラブル時の対応、調合表の作成、歩留まり改善の取り組みなどを担当する予定になっています。
研修期間で感じたこととしては、コミュニケーション能力の重要性です。工場では一つの案件に人・モノ・お金が大きく動き、技術スタッフは安全・品質・効率にこだわりながら案件の進捗を管理する役割があります。その際に一人でできることは限られており、社内外問わず多くの人を巻き込み互いに協力しながら進めることが求められると感じました。また、技術者の方々と対等に会話するために、知識経験・論理的思考力も重要ですが、工場ではイレギュラー対応が頻発し、仮説を再構築できる発想力や柔軟な思考力も必要だと感じています。このように求められる能力が多岐にわたることは配属前とのギャップでしたが、身に着けた時に他部署でも必ず活きる能力だと感じています。また、アサヒ飲料のモノづくりにおいて現場で現物と現実を知ることができる唯一の場所であり、今後、基礎研究、技術開発、商品開発などの部門に異動になっても必ず役に立つと思います。
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安田 入社の決め手となった「人」という部分では、想像以上!というのが素直な感想です。社員の年齢層は幅広いですが、分からないことは誰にでも質問しやすい雰囲気で、質問すると知りたかった事柄以上にいろいろなことを教えてくださる先輩方ばかりです。悩んでいる時には、どうすればいいかを的確に教えてくださったり、励ましてくださったりと、本当に皆さんの「人柄」に毎日救われています。プライベート面でも仲良くしていただき、充実した日々を過ごしています!業務の部分では、責任とやりがいを感じています。一つの商品には、さまざまな人の努力が詰まっており、営業はそれをお客様のもとへ届けるという最後の役割を担います。そのため、当社の商品をいかに多くのお客様の手にとっていただけるか、お店の方に認めていただけるかを最優先に考えて日々業務を行っています。
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より多くの方へ、100年もワクワクと笑顔を届けるために
――100 年後をどんな未来にしたいと思いますか。
堀内 みんながワクワクする未来にしたいです。ワクワクとは、人によっていろいろな形があると思います。各々が持っているワクワクをアサヒ飲料なら実現できるという期待を持たれている、そしてその期待に応えられる未来になっているといいですね。そのためにこれまで紡いできたアサヒ飲料と社会のつながりを、採用活動というファンづくりを通じてより強くしていきたいと思います。
東郷 「カルピス®」を今と変わらない価値や姿でさらに大きなブランドにしたいと思っています。「カルピス®」は、「主原料が生乳であり季節や気温により成分が大きく左右すること」「乳酸菌と酵母による発酵工程があること」から自然環境や微生物による外的要因の影響を受けやすいブランドであると感じています。
また、「カルピス®」は、子どもの頃飲んだ懐かしさといった情緒的価値が高いブランドだと認識していますが、自分を含め今の若い世代の方たちは「カルピス®」に紐づいた記憶や思い出が段々少なくなっているように感じ、このままでは「カルピス®」の情緒的価値が失われていく可能性があると考えています。
この2点を改善できるように技術系、事務系関係なく部署を横断しながら100年後も「カルピス®」を同じ価値、同じ姿で今よりたくさんの方々に楽しんでもらえるようなブランドにしたいです。
安田 当社が、人々の生活に点ではなく線で関われる未来を創造したいです。世の中のトレンドは目まぐるしい速さで変化していますが、そのような中でも、生まれた瞬間から年老いるまで当社の商品が寄り添い、価値をお届けできる存在になりたいです。100年以上続くブランドを持つ当社だからこそ実現できる未来だと考えます。また、ただ商品を売るのではなく、CSV活動などを通して、会社自体が世界中の人々の豊かな生活に貢献できる存在になれたらと思います。
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──ありがとうございました!
いかがでしたか。今回は、採用活動と実際に昨年入社したばかりの社員も交えて、当社が大切にしていることをお伝えしました。当社の想いが、少しでも皆さんに伝わっていればうれしいです。2026年卒のエントリーも始まっています。少しでも気になる方は、ぜひ当社採用ホームページをご覧ください。