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すみだ子どもくるくる新聞・小学生記者さんの取材を受けました!

先日、当社社長の米女のもとに、可愛らしいお便りが届きました!

そのお手紙

お手紙は「すみだ子どもくるくる新聞」を制作している小学4年生の石井美衣さんからのもので、内容は社長への取材依頼でした。
 
石井さんは墨田区主催の「小学生スタートアッププロジェクト2022」(※)をきっかけに、墨田区の魅力を伝える新聞制作を昨年より始め、本年は自主的に制作活動に励まれています。来年発行予定の新聞用に取材をされたいとのことで、先日米女へインタビューをしてくれました!今回はその内容の一部をお届けいたします。
 
※「小学生スタートアッププロジェクト」は、小学生が区内の町工場や経営者、大学生たちと協力しながら、自分の「夢」に挑戦する起業体験プロジェクトです。未来の区内産業を担う次世代人材の育成のため、墨田区によって企画されたものです。

 
【プロフィール】

左)米女 太一(よねめ たいち)
アサヒ飲料株式会社代表取締役社長。2020年3月より現職。
趣味はランニング。好きな食べ物は鰹と鰻。
右)石井 美衣(いしい みい)
墨田区言問小学校4年。「すみだ子どもくるくる新聞」を制作し、区内の小学校に配布。
企画、取材、記事制作、営業活動など全て自ら行う。
将来の夢は検事(もともと作家志望でしたが、最近変わりました!)。

米女の子ども時代・大切にしているもの


石井 座右の銘は何ですか。

米女 大人になってからは「百才は一誠にしかず」です。どんなに才能があっても誠実さがあることが大切であるという意味ですね。今日は子どもの頃から大事にしていた言葉もご紹介しますね。私は小学校6年生のときに転校をしたのですが、その時の担任の先生が色紙に書いて送ってくれた「千里の道も一歩から」という言葉が印象に残っています。一里が4㎞ほどなので、千里はとても長い距離ですが、それでも一歩一歩努力をしていくこと、どんなに先のことでも一歩目を大事にすることの大切さを教えてくれる言葉です。それは社長になってからもずっと大事にしています。

石井さんはご自分の名刺もお持ちで、取材の初めには名刺交換をさせていただきました!

石井 好きな本はありますか。

米女 小学生の頃は江戸川乱歩の「少年探偵団シリーズ」や「刑事コロンボ」などの推理小説をよく読んでいました。
 
石井 好きな作家はいますか。

米女 小学生の頃は江戸川乱歩さんですね。いまは夏目漱石さんや司馬遼太郎さんが好きです。特に、司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」は何度も読み返しています。社会人になった時や社長になった時など、何度も読みました。坂本龍馬さんは高知県の方でして、私自身が高知県出身であることから同じ故郷出身の方ということで親しみがあり、読んでいます。
 
石井 どんな小学生だったか教えてください。

米女 多くの自然に囲まれて育ったので、よく山に行って植物採集などをしていました。植物採集とは草花を取って、乾かして、標本にするのですが、母は植物が大好きだったので、小さい頃は母と一緒に、小学生になってからは一人でも行っていました。あとは運動が大好きだったので、水泳や野球もしていました。小学校6年生の時は児童会長でした!

アサヒ飲料ってどんな会社?


石井 アサヒ飲料(アサヒビール)に入社したいと思った理由は?

米女 世界中の人に幸せになってほしいと考え、また、一生仕事することを考えたときに多くの方が喜んでくれる仕事がいいなと思いました。おいしい飲料水を飲むと、みんな笑顔になるので、そのような商品を作っているところがよいなと思い、入社しました。

石井さんの質問に答える米女

石井 御社の好きなところを教えてください。

米女 おいしいものをいっぱいつくっているところです(笑)。あとは、明るくて、ニコニコして、楽しそうにしている人がいっぱいいるところが好きです。
 
石井 御社のすごいところは何ですか。

米女 「三ツ矢サイダー」、「ウィルキンソン」、「カルピス®」は知っていますか?この3つはいずれも発売から100年を超える歴史があり、「三ツ矢サイダー」が来年140年、「ウィルキンソン」も120年を迎える予定で、「カルピス®」は今年で104年です。昔の人がつくってくれたとても歴史があるものをずっと大事にして、今も売ることができるようにしているところがすごいと思っています。これがさらに100年後、美衣さんが110歳の時にも商品を楽しんでもらえるように頑張っています!
 

リーダーとしての姿勢


 石井 リーダーになるために頑張ったことはありますか。

米女 小学校でも複数の人が集まって何かをするときに「これから○○をするよ」と声かけをすると思いますが、仲間が集まって何かを始めるとき、最終的に何をするかを決めるのがリーダーの役割の一つかと思います。そのため、私もアサヒ飲料がどんなことをしたら美衣さんを含め、世の中の方が喜んでくれるかをよく考えています。また、身体は丈夫でないと務まらないので運動をよくしています。週末だけですが、一度に20㎞ほど走っています。

石井 えー!どれくらいの時間かけて走るのですか。

米女 昨日は21~22㎞ほど走りましたが、1時間55分くらいでしたね。だいだい2時間程度ですかね。

小学生からの取材依頼は初めてでしたが、楽しく会話させていただきました!

石井 リーダーとしてお話している時に気をつけていることは何ですか。

米女 相手が大事にしていることが何かを探すようにしています。相手に関心がないことを話題にしても相手も聞きたくないですよね。なので、相手が大事にしていることに話題を重ねてお話をするようにしています。
 

墨田区の魅力


石井 墨田区の好きなところはありますか。

米女 両国国技館や隅田川沿いの桜が咲くところ、公園や木もいっぱいあり、とても自然が豊かで、下町情緒があるところが好きです。日本の歴史が多く感じられるところが素敵ですよね。一方で、東京スカイツリーなど新しいものもあり、海外からいらっしゃる方も多いですよね。日本人も、外国人も大好きなエリアというところがすごいなと感じます。あと、おいしいお店がいっぱいあります!

笑顔でインタビューを行う石井さん

石井 墨田区のおすすめグルメは何ですか。

米女 いっぱいあって悩みますね…。墨田らしいというとやはりちゃんこ鍋がおいしいと思います!あとは大人になったらアサヒビールもぜひ飲んでください(笑)
 
石井 墨田区の小学生へメッセージをお願いします。

米女 墨田区は桜をはじめ素敵な自然があるだけでなく、神社もお寺もいっぱいあって、日本の文化や歴史を感じられるところです。また、海外の方からも注目されているほど魅力的なところなので、そのような日本の良いところを勉強してもらったうえで、将来自分が世界のなかで自分らしく輝いていることを夢見て、頑張ってほしいです。

石井 今日はありがとうございました!
 
 

小学生が考える墨田区と未来


米女への取材を終えた石井さんに当社からもいくつか質問をさせていただきました!

 ―――取材してみての感想はいかがですか。

石井 「カルピス®」など、どこでも売っている商品をつくっている会社の社長さんに会えてうれしかったです。
 
―――取材を通して特に印象に残ったことはありますか。

石井 米女社長が走っていると言っていたことです。
 
―――改めて米女社長を取材したいと思った理由を教えてください。

石井 墨田区でリーダーをしている人で、普通にはなかなかお会いできない人にお会いするという内容のページ(で扱う予定)だったので、米女社長に取材したいと思いました。
 
―――新聞をつくろうと思ったきっかけは何だったのですか。

石井 友達のなかで新聞を取っている人が少なくて、本や新聞など文字を好きではない人がたくさんいます。そういった人に文字を好きになってもらいたくて、墨田区のことも文字のことも好きになってもらいたかったので、すみだ子どもくるくる新聞をつくりました。

本年3月に発行された新聞は全8面構成でした!
https://www.city.sumida.lg.jp/sangyo_jigyosya/sangyo/jinzai_network/s_startup_pj.files/kurukuru.pdf

―――どのようなところにやりがいを感じますか。

石井 自分が会った人のことを記事にまとめて、みんなに教えてあげることができるところにやりがいを感じます。

―――新聞を作る時に何か工夫していることはありますか。

石井 取材のときに録音をしてよいと言われたところには録音をさせてもらっているんですけど、録音を最後まで聞くことは大変なので、聞いたことはできるだけメモするようにしています。

―――これまで活動をしてきて特に印象的だったことを教えてください。

昨年の新聞をつくったときに、長命寺の桜もち屋さんに取材に行って、桜もちを包んでいる葉っぱは、最初は香りがしないということを聞いて驚きました。

その時の記事がこちら↑

―――ご自身の活動を通してどのような未来になっていってほしいですか。

みんなが本や新聞など文字を大好きになって、読めるようになって、墨田区のことも知って、墨田区のことを好きになれる未来になったらいいなと思います。

―――ありがとうございました!


本好きだった石井さんはより多くの方に文字と墨田区の魅力を伝えるため、現在の活動をスタートしました。1つの内容につき週に2,3度は時間をとって、1か月程度で記事を完成させるとのことです。デジタルが普及している中でも紙ならではの魅力を実感し、紙面の形での配布にもこだわり、年1回新聞を発行。次号は4面構成で24年3月に発行を予定しているそうです。

墨田区に本社をかまえる企業として、墨田区を盛り上げ、地域の皆さんがワクワクできるようにしていきたいという想いは同じです。これからも活動を応援しています!

次回はみんな気になる“工場”の様子をお届けします!お楽しみに!