大地に種を下ろす喜び
ご覧いただきありがとうございます。
足早やな春の訪れを感じながら、大切な毎日を過ごすこの頃でございます
今回の記事は土いじりの期間から明けて初めての年になる2024年春からの初めての野菜作りという事で、待ち遠しかった気持ちと、これからの野菜の成長を心待ちにする、そんな思いを皆さんとシェアしていければと思っております。大分更新が遅れてしまいましたが、書き始めた頃、写真などは3月末のポカポカ陽気です。
是非最後まで読んで頂けると嬉しいです。
私たちを育む土地
私たちの土地は群馬県の桐生市内にある山間地と住宅地の狭間に位置する土地で近くには渡良瀬川というとても大きな川も流れているところです。
当初の目的は資産価値を高めたリフォーム、モデルハウス
この日を迎えるまでに、早5年程の空家リフォーム期間を経て、土地の活用方法と日々の豊かさの追求を考えた結果にたどり着いた現在の道のりがあります。当時生まれた子どもは5歳になり、去年から土いじりをしだした頃には2人目も生まれ、家族を巻き込みながら片道2時間以上かけて週末のかけがえのない時間を過ごしております。
今までは家を完成させる(リフォームで)という漠然とした目標設定の上で、休みの日を費やしてきましたが、自分自身の人生に対する豊かさを感じる上でどのように生きるかといった岐路に立った際に、自然を活かしながらその恵みを頂く「農」というものに大変心を惹かれました。
新しい1ページ!初めての春
この待ち遠しい春が来るまでは、昨年の秋から様々な本に出会ったり、話を聞いたりして、勉強しておりました。この春ようやく体を動かしてスタートできる季節になったのです。
農業に対するイメージ
農業というとやはり、まず第一に土をよく耕して、肥料を入れて、丁寧に管理をしていく事で、とても良い品質が出来上がると思います。しかし私たちの土地はとても固く、耕す事も出来ず、手のひらサイズ程の石も混じり、畳一枚程の面積を整えるのに半日近くもかかってしまう事もあります。
倉庫跡地の土
土を良く見ると近くの山の土砂、特に粘土質の土が盛り土されたような土地で、正直あまりうまくできるイメージが湧きません。しかしこの土を入れ替えたりすることまでは労力を考えると出来ない為、最低限重機で空気を含ませた上に落ち葉等を敷き詰め、堆肥化できる準備は少しづつ整えています。場所によってはCN比の高い有機物の層を作り、その上に土を敷いたりもしてます。
それがうまくいくかはわかりませんが、まずは庭のいろんなところで、いろんな野菜を育てて、成育具合を良く見て行こうと思っています。
春の楽しみ種下ろし
野菜の種下ろしを少し前まではポットで行っていたのですが、これからは気温がどんどん上がっていく為、直播きをどんどんしていこうと、はやる気持ちを抑えつつ、エリアを広げていっています。
野菜の特性を考えて筋蒔きがいいのか、点播きがいいのか、ばら撒きはこういう時がいいな!
など撒いては、修正したり、改善したり、なかなかやり方がうまく定まらずにはいます。
適した環境を探す
しかし、野菜の種はとても素直で、その土地の条件にマッチした野菜は次々と芽を出し、条件が整っていない野菜は一向に芽を出してはくれません。早く芽を出してくれる子もいれば、土を持ち上げながら顔を出し元気に根を張る子もいて、今まで何も知らなかった野菜の個性を少しづつ知る事ができてとても嬉しいです。
命、誕生の嬉しさ
そして、自分の手で種を下ろす事で、その植物たちの生命のスタートを自分が行っているという、あまり今までは体験したことのない、喜びも感じております。
まだスタートしたばかりではありますが、こうした小さな喜び、日々の移り変わり、日々の感謝を持てることで、日々の暮らし考え方も少しづつ変化していく事でしょう。
これからも「自分の撒いた、育てた、命を繋いだ」植物たちの生命を頂きながら、自分が生かされている事を実感し、日々の豊かさを感じて行きたいと思っております。
今回の記事は以上となります。
また次回も自然、暮らしにまつわる記事を少しづつまとめて行きたいと思っております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
柿