【静岡・舘山寺】お茶に魂を売った温泉旅館「界 遠州」by 星野リゾート
終戦直後から日本を癒し続けた「舘山寺温泉」
界 遠州がある舘山寺温泉は、静岡県西部・浜名湖のほとりにあります。
全面に広がるレイクビューと塩分を多く含む温泉は、
戦後の日本を復興させんとする日本人を癒し続けてきました。
舘山寺温泉が開湯したのは、終戦からわずか13年後のことでした。
戦後8年で舘山寺観光協会が設立されているので、少なくともそれまでには源泉は見つかっていたようです。
そんな舘山寺温泉も、いよいよ開湯60年。
戦後の復興から高度経済成長を通して現代まで、日本の発展を支え続けてきました。
泉質は塩化物強塩温泉で、塩分が多く神経痛やリュウマチに効能があることで知られています。
(日本三名湯の有馬、青森の黄金崎不老ふ死に次いで3位)
浜名湖を臨み 煎茶に満たされる
星野リゾート「界 遠州」
星野リゾートが提供する
温泉旅館ブランドのひとつ「界」
「界 遠州」は、静岡名産のお茶をあらゆる角度から楽しみ尽くす宿です。
中庭の茶畑を散歩したり、
湯上りの冷茶を楽しんだり、
温泉に茶葉を浮かべたり、
茶香炉で茶葉の香りを試したり、
お酒とお茶を合わせた「おちゃけ」を味わったり、、、
とにかく、徹底的にお茶を楽しむ「お茶づくしの宿」なんです。
お茶に対する圧倒的な熱意を感じます。
ここからは、界 遠州の魅力をお茶と温泉の視点で深掘りします。
温泉
界遠州の温泉は、「湖都(こと)の湯」と「華の湯」の2種類です。
注目すべきは「華の湯」でしょう。
湯面には地元静岡の茶葉を詰め込んだ籠が浮かび、茶葉の香りとともに入浴を楽しめます。
お茶にこだわる界遠州らしい露天風呂です。
桶に使われているヒバは青森で多く見られる針葉樹であり、香りが良く丈夫な木材になります。
混浴で有名な酸ヶ湯温泉の湯船にも使われています。
「湖都(こと)の湯」は、露天風呂と檜造りの内風呂を設えています。
浜名湖からのそよ風を爽快に感じたいなら、より過ごしやすい新緑の季節に行くのがいいでしょう。
湯上りは、静岡の茶葉を使った冷茶をどうぞ。
一息つけるラウンジも用意しています。
ご当地楽「美茶楽(びちゃらく)のおもてなし」新茶利き茶体験
お茶の味は、その年で1回目に摘んだ「一番茶(新茶)」がもっとも美味しいと言われています。
場所によって異なりますが、おおむね4月下旬ごろから45日間が一番茶の時期だそうです。
5,6月は、まさにこの新茶の時期。
2回目に摘む二番茶は、カテキンが多くなる影響で爽やかな渋みを味わえますが、三番茶になるとほとんど市場に出回ることはないようです。
ご当地楽「美茶楽(びちゃらく)のおもてなし」では、
一番茶の味わいをよりわかりやすく感じていただくために、
夏や秋に摘んだお茶と飲み比べていただきます。
新茶の美味しさを感じ、自分の好きなお茶を見つけられる体験です。
浜名湖を臨み 煎茶に満たされる
星野リゾート「界 遠州」
「うなぎとふぐ」のお食事はこちらから