【エッセイ】大スター
中学生のとき、学校の行事で広島に行った。
現地のバスガイドさんが、北海道出身の有名な方は誰ですか、と聞いた。
GLAY、吉田美和、
みんながほとんど答え終わったころ、私はひとり「大泉洋」と少し大きめの声で言った。
当時は水曜どうでしょうのレギュラー放送かリターンズを毎週欠かさず見ていた。ローカルのレギュラー番組もいくつもやっていて、道内での人気は確立されていたように思う。
しかしバスガイドさんは、GLAYなどには食い付いたが、私の発言には「オオイズミ、ヨウさん。誰ですかね」と言ったきり、その話題を終えた。
それから20年ほど経った。大泉洋さんは順調に全国進出を果たし、今や北海道が生んだ大スターである。
あのときのバスガイドさんに教えてあげたい。大泉洋というこの名前、覚えておいて損はないですよ、と。
~余談~
私は大泉洋さんが好きだ。
熱烈にキャーキャー言う好きではなくて、じんわりと好きだ。ドラマでもバラエティでも、テレビに出てると見ささる。親戚や知り合いがテレビに出るときみたいに、見ないと、という気持ちになる。立派になったもんだ、と北海道民の多くが思っていることだろう。
このごろは、少しでもあのようにしゃべれるようにならないかと、憧れも含めて大泉さんを見ている。
やっぱり私は大泉洋さんが好きだ。
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