【エッセイ】スナック幻想
田舎だから気負わず開けられるドアがいい。警戒しない店構えがいい。
たくさんのお客はいらなくて、少人数が落ち着いて過ごせるようにしたい。カフェでもバーでもスナックでもなんでもいい。カテゴリはお客さんが決めればいい。店の名前は簡単にしよう。
コーヒーもお茶もビールも日本酒もあります。簡単なものならカクテルも。食べ物は漬物とか卵焼きとかチーズとか。おにぎりやチャーハンもできます。ちょっとした甘いものもあります。食べたいものがあれば言ってみてください。材料があれば作れます。
あとは近所のお店のお惣菜も用意しておくし、カップ麺や冷凍食品も用意しておくから、好きなように食べてください。横の貯金箱に心づけを入れるシステムにしておきます。
飲み物も食べ物もだんだん増やしていきたいので、リクエストがあれば教えてくださいね。
楽しくないお酒と泥酔は禁止。愉快なほろ酔いまでにしてください。
お代はだいたいでいいです。端数は丸めておく。細かい計算は得手じゃないので。
ママと呼ばれるのは好きじゃないから、名前で呼んでください。名前を呼んだからには、またのお越しをお待ちしています。
不定休、不定期営業なのでお気をつけて。
より素敵な文章となるよう、これからも長く書いていきたいです。ぜひサポートをお願いいたします。