【エッセイ】ぜいたく
この上ないぜいたくの話をしよう。
冬の夜、凝り固まった身体、部屋でも手足が冷えて仕方ない。
温泉に行くには坂道を車で登らなければならない。アイスバーンは気分を削ぐ。帰りの下りなんて最低だ。(かつてブレーキを踏み込んでABSが作動したことがある) しかも入浴に500円かかる。
そこで、浴槽にためる湯量の目盛りを一つあげる。
ざぶりと浸かる。なんと、寝そべらなくても肩までお湯が来るじゃないか!
もっとリッチな気分のときは、入浴剤を入れる。さらに気合いが入っているとき(あるいはムシャクシャしているとき)はお高いシャンプーを使う。もちろん一回分100円の試供品だけど。しかもそれを数回使うけど。
暖まるってのはいいことだ。洗い落とすってのはいいことだ。
以上、私にとってのぜいたくの話。
いつもの湯量が少なすぎるって?
それはそれ、これはこれ。
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