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広島県公立高校選抜入試について③🖋
前回の記事で一般枠についてお話をしました!
まだ読まれていない方はぜひ読んでみてください。
そして今回のテーマは自己表現です!
これが厄介なんですよね…
当塾の生徒も自己表現をどうしようかと悩んでおります💦
昨日も「先生一度私の自己表現見てください」と練習する塾生がいました。
習字の作品を見せてながら話をしていて、聞いていて楽しかったですね!
では、そもそも自己表現とは何をするのか。
広島県教委は次のように言っています。
「広島県の15 歳の生徒に身に付けさせたい力」である「自己を認識し、自分の人生を選択し、表現することができる力」が、どのくらい身に付いているかを評価する。
つまり、自分がどのような人間なのかを自分の口で説明しなさいということなんですね。
評価される観点は次の3点!
自己を認識する力
自分の人生を選択する力
表現する力
自分がどんな人間なのかを理解し、それをどのように将来につなげ、それをどのように相手に伝えるかで評価されます。
検査官1人に対して各項目3~5点で点数がつけられます。満点は15点です。
基準は4点で、検査官が「十分に満足できる」と判断すれば5点、「努力を要する」と判断すれば3点となります。
検査官は基本2名いるので、自己表現の得点は15×2=30点です。
この得点を200点満点に換算するので
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この計算式で得点を求めます。
200点って、一般枠の調査書と同じ配点なんです。
ということは、
「3年間の勉強の積み重ね」と「5分の自己表現」が同じ価値になる
ってことですよね!
馬鹿にはできない点数です…💦
では、そんな馬鹿にできない自己表現ですが、いったい何をすればいいのか?
極論、「なんでもいい」のです!
自己表現は検査官の前で話しますが、面接ではありません。
だから正解は1つではありません!
部活動を頑張ったことを話す ➡ 正解👍
勉強を頑張ったことを話す ➡ 正解👍
失敗談を話す ➡ 正解👍
ギターを弾く ➡ 正解👍
習い事で作った作品を見せる ➡ 正解👍
好きなアイドルについて話す ➡ 正解👍
ダンスをする ➡ 正解👍
習い事の発表を動画にして見せる ➡ 正解👍
これらすべて自己表現で行って大丈夫です👍
※危険なことをしたり、大きすぎる道具(ドラムとか)は持ち込めません!
ただ、評価観点に「将来を選択する力」があるので、将来につなげてもらいたいところではありますが笑
何をしてもいいと書きましたが、やはり4点よりは5点を取りたいところではあります。
もちろんどんなことをすれば5点になるかは、検査官しかわかりません。
ですが、検査官も人間です。
印象に残る自己表現をすれば5点をもらえる!・・・かも笑
これまで私が見てきた自己表現の中でいえば、正直「成功体験」や「頑張ってきたこと」だけ話す自己表現は印象に残りづらいです。
頑張ってきたことは評価しますが、なんかこう…人間味がないというか…
人間って相手の失敗談に感情移入しやすいんですよね。
だから、成功体験や頑張ってきたことより印象に残ると思います。
習い事の作品や、楽器の演奏は特に印書に残りますね!
昨日自己表現を見てくれと来た塾生は、最後に習字の巻物?掛け軸?を取り出しました。その中身は
「ご清聴ありがとうございました!!」
と書いてありました!思わず「おぉ」と声が漏れてしまいました笑
聞いているこちらも楽しい気分になるので、これは大正解だと思います!
いろいろ書いてきましたが、「必ず作品を見せなさい!」とか「必ず演奏をしなさい!」とか言いたいわけではありません。
せっかく5分で自分のことを表現するなら、「堅苦しさ」よりも「楽しさ」を重視してみるのもいいんじゃないかなという、私個人の意見です。
少しでも参考になれば笑
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