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お弁当の2大困った「汁漏れ」「痛み」の救世主!管理栄養士が紹介する便利グッズ3選

 気象庁の1カ月予報によると、10月に入ってからも全国的に平年よりも気温の高い傾向が続くという。スタジオ食(coo)を主宰する管理栄養士の牧野直子さんは著書『ムリなくできる! 栄養のこと、ちゃーんと考えた 毎日おいしい弁当』(朝日新聞出版)で、痛みやすいお弁当の強い味方となる便利グッズも紹介している。

牧野直子『ムリなくできる! 栄養のこと、ちゃーんと考えた 毎日おいしい弁当』(朝日新聞出版)
牧野直子『ムリなくできる! 栄養のこと、ちゃーんと考えた 毎日おいしい弁当』(朝日新聞出版)

 お弁当箱売り場には、密閉性の高いものや抗菌効果のあるものなど、さまざまな特徴のものが並ぶ。お弁当箱だけでなく、保冷バッグやおかずカップにも、多くのバリエーションがある。そんな中でも牧野さんが注目した、機能付きお弁当グッズ3選はこちら。

◎お弁当箱の2大困った「汁漏れ」と「痛み」に対応したお弁当箱

 お弁当に関する「困った」で大きいのは、「汁漏れ」と「傷み」。ふたにパッキンがついているタイプはもちろん、最近はかばんやバッグの中に縦向きに入れても汁漏れしないお弁当箱が登場している。技術の進歩で、お弁当箱自体に抗菌作用があるものも増えていて、これは「傷み防止」に直接的に役立つ。

◎お弁当箱を包める保冷シート

 内側に保冷剤を入れるポケットがついていて、四角形や丸形、二段重ねなど、どんな形のお弁当箱でも包むことができる、風呂敷のような保冷シートが登場している。この保冷シートなら、お弁当箱を真ん中に置いて、中心に向かって四角を折りたたむだけで、お弁当箱全体に保冷作用がいきわたる。広げればランチョンマットとしても使えて、便利!

◎おかずカップやシートも抗菌

 抗菌作用のあるお弁当箱を保冷シートに包むという二重の「傷み」対策に、さらに一つ加えるものがあるとしたら、シートとおかずカップ。抗菌シートは、ふたを閉める前にをお弁当の上にのせるだけで雑菌の繁殖を抑えてくれる。お弁当箱の底にも抗菌シートを敷いておけば、その効果はさらに高まる。最近は、抗菌のおかずカップも店頭に並んでいる。

 暑い夏には気をつけていたお弁当作りも、秋を感じ始めるとつい油断しがちになる。そんなときはぜひ、これらの便利グッズを頼ってほしい。

(構成:生活・文化編集部 端香里/写真:新井智子)