今年の十二月、師走感めっちゃある。
いや〜〜〜師走ぅ〜〜。
こんなに十二月が師走と言われている事を、こんなにも!こんなにも!劇的に感じた事は今まで無かったよ。
“忙しい”
私の知っている“忙しい”は全然“忙しい”の内に入っていなかった事を知った。
実家住み親割と元気という生温い中で、私は仕事と子達の学習の相手、そして週末の家事を頑張れば良かった。あゝ生温し。
フルタイムで働き、その上家事の全てを一人で熟す方々には本当に頭が下がる。本当に頭フル回転で怒涛の日々で、記憶が面白いほどポロポロ抜け落ちていく事がよくわかったので(これは私だけかもしれない)万が一、一緒に住んでいるのに家事を全く手伝わない方がいらっしゃったらお願いしたい。頼む!少しで良いから手伝って〜!
今回はそれに加えて母の身の回りの世話などもプラスされていたので、今私は親孝行をしているんだ、そうさ、ようやく親孝行出来る時が来たのさ、と自己暗示しながら何とか乗り切った。
そんな多忙感フルパワーで時折「あれ!?今何しようとしてたんだっけ!?記憶が〜!!」とか一人で騒いでいる私を見て何らかの危機感を抱いたのか、全く手伝おうとしない系人間代表の父が徐々に自分の事は自分でやるようになった。でも毎日夜のお酒のアテ作り大変だし健康の為にもお酒辞めて欲しい。(ボソ)
息子もいつも婆ちゃんや私に甘えて普段やらない事を、さすがに諦めたのか自分でするようになった。偉い。娘は……うん、まぁ。げふんげふん。笑
二週間以上経ち、皆それぞれが頑張った甲斐もあったのか、母は最近車の運転が出来るようになるまで回復した。本当に良かったし、安心した。それと同時に、やっぱり今まで母にお任せしてた部分が大き過ぎたのだと反省した。
実はこの過酷な期間で確信した事がある。
それは、意外と毎日の料理が苦痛では無いという事。
我が家は晩御飯の時間が大体五時半には始まる。早いのだ。だから仕事がある日は父に米研ぎと炊飯ボタンを押すのを頼み(予約出来ないガス炊飯器)、私は退勤後大急ぎで帰っておかず作りを始める。結構てんやわんやである。
退勤後ちょっと買い物……といった寄り道が一切出来ない事が辛いといえば辛い。
食べてから夜に買い物に出るのはものすごく億劫なのだ……。
しかし、私が作ると言う事は間違いなく私好みの味になる。間違いなく自分だけは美味しいのだ。だからモリモリ食べてしまうし、ひと口だけ余ったおかずとか、食器洗いの時についつい食べてしまう。どうすれば良いのだろう。物凄い運動量なのにまっったく痩せないのだ!!
結局のところ母は骨がカッスカスらしく、今後は注射を打ちに病院に通うのと、食生活でカルシウムを補ってくださいとのこと。
毎日のように、しらす、小松菜、チーズ、ヨーグルト、納豆、ひじき等、カルシウム強者なイメージの食材を積極的に摂取するようになった。(今日は小松菜と豚肉の炒め物)
私的にはサプリを飲んでみては?とも思うのだが、錠剤を何粒も飲むのが嫌いらしい。我が儘なんだから。よし、私が飲むわ。
父の妻であり、私の母であり、子達の婆ちゃん。
実は昔から私にとって母は一番の友人でもあるので、どの友人よりも多く一緒に出掛けている自信がある。
そんな母の偉大さ、ありがたさ、いつどうなるかわからないという儚さを感じ、私は必死に今を生きている。もしかしたら、今が一番「生」というものを感じている。
忙しい中に身を置いていると、妙なアドレナリンが出てくる気さえしている。あと十五分後に韓国語教室に行くよという時、まだいける!と翌日のおかず作りを始めた自分が怖かった。(教室は五分で着くけど……近いけどさ……)
だいぶこの日々にも慣れて来たし、夜もスマホなど開く前に疲れて朝までぐーすか寝れるし、何かにくよくよ悩む暇も無くて、意外と自分には合っているのかもしれない。
なので、仕事がちょっと早く終わる時は母が完全回復しても食事の支度は続けようと思っている。少しでも長生きして欲しいから、母の負担は出来るだけ軽くしたい。
歩けるようになった母と久しぶりのお出かけ。
天色喫茶で母はピザ、私はスイーツとチャイを。外食好きな私達だが、これからは健康重視、カルシウム強者になるべく回数を減らし、たまにのご褒美にしよう。
人生、つくづく大変で面白い。
お陰で韓国語の勉強はさっっっっぱり出来ないけれど、それはまぁ仕方が無い事。準二級は来年の十一月にしようかな……。
皆さんもカルシウムしっかり摂取しましょうね!では!