韓国語を始めたきっかけと、過去問が届いた話し。
昨年6月、初めてハングル検定たるものを受けてみた。
独学で韓国語を勉強し始めてから何年経っただろうか。
始めたきっかけは本当にミーハー丸出しで申し訳ないのだが、その頃私はプロデュース101シーズン2を視聴していた。それも字幕無し。
韓国語が全くわからない癖に、その後どうなったか雰囲気だけでも早く知りたいという一心で無謀にも字幕無しで見ていたのだ。
雰囲気は何となくわかるものの、いかんせん誰が誰だかわからない。デビューを目指す練習生101人の誰かが話している時にテロップで名前が出るのだが、勿論全部韓国語。勿論読めない。そこで私は段々苛つき始める。
今多分これ重要な事喋ってそうだけど、誰?
ああ、これは辛いだろうなぁ……で、誰?
この人すごい舞台映えする!凄い!誰!?
こんなに一生懸命熱っぽく視聴しているのにも関わらず、常に「誰!?」が迫り来る台無し感。
自分を構成するものの中で割と大部分を占めているのが「面倒くさいのが嫌い」。
そこでその「めんどくさ」からの謎のパワーが最大限発揮される。
めんどくさいからもう視聴を止める!でもなく、もうめんどいから字幕版出るまで待とう!でもなく。あ、そうか!読めないのが面倒なら“読めるようになれば”良いのでは!?
という選択をしてしまったのだ。我ながら極端。
そこから韓国語への道が開かれた。
まずは公式ホームページを見ながら練習生101人の名前を韓国語とカナカナで紙に書いてみる事にした。そこで謎の記号に見えていた文字に、段々規則性がある事に気付く。
もしかしてこの四角(ㅁ)、ローマ字で言うmではないだろうか。そうか!じゃあㄱはkか。ほほう、なるほど!
101人の名前を書き終える時、おおまかな子音と母音は理解する事が出来ていた。ゼロからの大きな一歩となった。
「せっかく読めるようになったんなら、もう少しやってみるべ」というせっかくグルメに似た気持ちになり、まずは書くだけの簡単なテキストを購入してみた。
そこから独学で勉強を始め、発音に悩むもの以外は(읽다とか)読めるようになった頃に、ひょんな事から韓国語教室に通う事になり、今に至る。
韓国語教室に通い始め割とすぐにコロナ禍で数ヶ月休講、その期間には韓国語で3行日記を付けていて、その日記は(今現在は他に勉強する事が多くてあまり出来ていないが)分厚い一冊のノートを埋め尽くし、残り僅か数ページになった。
最初は真面目に丁寧な字で書いていた日記も、後半は書き殴りの字で「あ〜何で韓国語勉強してるんですかね〜?お腹空いた〜」みたいな事を書いてたりする。こんな失礼な日記を提出する生徒は先生もきっと初めてかな。(おい)
私の先生は韓国人のご夫婦で、この田舎な町でネイティブな発音を間近で聞く事が出来る唯一の貴重な時間である。
初期の頃は単語テストがとにかくやばかった。
ある時は2週間分まとめてテストする事になり、約80個の単語を覚えていった。しかも100点だった時は我ながら天晴れ!と自分を褒め称えた。心の中でひっそりと。
それからスパルタ方式でまた数年が経ち、習い始めてから3年以上経てようやく受けてみようか、という気持ちになった。
そう、ハングル能力検定試験だ。
いつぶりだろうか。勉強関係の試験を受けるというのは。
職業訓練校でパソコンと電卓の試験を受けたのが最後だけれど、マークシートの試験は約20年ぶり。
かなり久しぶりだし、まずは様子見でとりあえず4級を受ける事にした。これは昨年の事。
自分が買った過去問に直接答えを書き込み、先生に怒られたっけ。だってもう勉強の仕方がファーラウェイ状態。
何度も過去問を繰り返し(その間授業も通常に同時進行なのでやる事多くて結構大変)、昨年6月に4級を受け、無事合格。
その年は割と簡単だったのか97点も奇跡的に取れていたのもあり、一瞬3級も受けたら良かったかな。という考えが浮かんだ。
いやしかしだ。60点ギリギリで合格するか高得点で合格するのかで、かなり意味が変わってくると思うのだ。
合格したとしても、その落とした何十点分の知識が身に付いていない事が私にとっては「面倒くさい」と感じてしまうのだ。
3級を受けるならば、その級のレベルの知識を身に付けて挑みたい。落とした点数の部分を後で勉強し直すのが面倒くさ〜と思ってしまう、逆に非常に面倒くさいタイプの人間なのだ……!
しかも更に面倒な事に、それなのにさっぱり勉強しないのだ。切羽詰まってこないとやる気が起きないのだ。ああ何て面倒くさい女!
そこで手持ちの3級対策本に入っている模擬試験を、そろそろかと思って最近突然やってみた。結果は80点で合格。
思ったよりリスニングはいけたが、筆記が難しくかなり間違えていた。これはまずい。よし、火が付いて来た。
火が付いた勢いでAmazonにて過去問を購入。それも謎の勢いで準2級も購入。
ただ単に準2級のレベルを知りたかったのもあり、昨日届いてすぐやってみました。無謀にも程がある。
もう別次元でしたわ。4級と3級の差もすごいと思ってたけど、3と準2の差がかなりのもの。
最初から最後まで脳内メーカーで言うところの99%「は?」だった。
人間余りにもわからない時間が続くと眠くなるもので。最後は頬杖をつき欠伸をしながら頭をポリポリ、目をしょぼつかせながら韓国語を眺めておったのじゃ。
何の勉強もせずに初見で受けた準2級の過去問は、採点を付けながら思わず肩を振るわせた。あまりにも勘が外れている面白さに。42点。
私、準2級はまだまだ先です。レベルを思い知る事が出来て良かった。
そういう訳で、6月は3級試験を挑みに行く。
今現在80点。後はまだ習っていない単語と慣用句をどこまで頭に詰め込められるかで決まる。
発音変化は苦手だから捨てるか迷っている。(勉強しなさい)
目指すは90点以上。さて頑張るとするか。