ルフィ「コロナウイルスが流行ってるらしいぞ!!」
ナミ「ルフィが新聞を読むなんて珍しいわね。なになに外出は自粛すること」
ウソップ「なんだ新種のウイルスか!?おいおい俺たちずっと外を航海してるぞ!やべぇんじゃねぇかそれ」
ルフィ「あぁそうだ!この船はいまレッドゾーンだ!!」
ナミ「えーと、他には。5人より多い人数で集まらないこと」
ウソップ「どうすんだよ!ルフィ!俺たち10人いるぜ」
ルフィ「あぁ。オレは降りるやつを5人決めなきゃならねぇ」
ゾロ「おもしれぇ。生き残ったやつが船に残るってわけか」
ルフィ「ゾロ!仲間割れは絶対許さねぇ!降りるやつは船長の俺が決める!」
ウソップ「ルフィの一存でゾロが降りるかもしれねぇってことか」
ルフィ「ゾロは大丈夫だ!バカは風邪ひかねぇ!」どん!
ナミ「なら誰を降ろすって言うのよ」
ルフィ「まずはフランキーだ!!」
フランキー「いきなりオレかよ!」
ウソップ「っていってもよ、ルフィ。フランキーはロボだから大丈夫だろ!」
フランキー「なに!?オレも普通に風邪くらいひくぜ。半分は人間だからな!」
ルフィ「ならフランキーで決まりだ!」
フランキー「おいちょっと待ってくれよ。決めるのが早いんじゃねぇか」
ルフィ「飽きたんだよ!!!船も出来たし、この船にもう大工はいらねぇ」
ウソップ「船なら俺も直せるしな!」
ルフィ「おい!動物にも感染するらしいぞ!チョッパーはここで処分した方がいいかもしれねぇ」
チョッパー「ルフィ、オレは医者だぞー!」
ルフィ「医者でも動物は動物だ!」
ロビン「それに医療従事者は感染リスクが高いそうよ」
ルフィ「決まりだ。チョッパーは次の島で置いてく!!」
チョッパー「そんな…ルフィ…おれ」
ロビン「待ってルフィ、外来種を別の島に放つのは環境に影響を与えるわ」
ルフィ「関係ねぇ!俺たちは海賊だ!!」どん!
ウソップ「どーすんだよ!またルフィの懸賞金が上がっちまうぜー!」
ブルック「ヨホホホ!次が冬島だといいですねぇ」
チョッパー「おまえら…おれはお前らのこと仲間だと思ってたのに」
ルフィ「動物とは仲間にならねぇ!」
ウソップ「おいルフィ!高齢者の方がウイルスの排出量が多いらしいぞ」
ルフィ「ブルック!お前船降りろ」
ブルック「ヨホホホ!そう言われると胸が痛いですね!わたし肺ありませんけど」
ロビン「確かにブルックは骨だけどコロナウイルスは死体からも排出されるそうよ」
ルフィ「それに高齢者は一番死亡のリスクが高い!おまえもチョッパーと一緒に次の島でおりろ!」
ブルック「私もう死んでるんですけど」
ルフィ「うるせぇ!演奏家が一番いらねぇんだよ!言わせんな!!」
ブルック「ヨホホホ!考古学者のロビンさんよりはワタシお役にたちますよ」
ルフィ「ブルック、お前はちんぽがねぇから知らねぇかもしれねぇがロビンは航海の役に立つ女だ!ここで船を降ろす訳にはいかねぇ」
サンジ「あぁ、全くだ。もうマリモで性欲処理してた初期は思い出したくねぇ」
ロビン「チンポフルール」ばさぁ
ルフィ「よし、二人決まったな!次はナミだ!」
ナミ「ちょっと!なんで!なんで私なのよ。私だって役に立つ女でしょーが!」
ルフィ「お前は免疫が弱いからだ!この船で唯一、風邪をひいた!免疫の弱いやつはこの船にいらねぇ」
ナミ「いつの話をしてるのよ」
ルフィ「よし、ゾロ!ナミの海図を全部燃やせ!」
ナミ「ちょっとルフィ…なにするのよ!」
ルフィ「ウルセェ!!時代はペーパーレスだ!紙媒体は感染源になるかもしれねぇ。仲間のためだ!」
ゾロ「みかんの木も燃やすか!」
ルフィ「燃やせ!食えねぇみかんはオレはいらねぇ!」
サンジ「おい、ルフィ。お前いい加減にしろよ。ナミさんを泣かせるんじゃねぇ」
ルフィ「なんだと!おれは仲間のためにやってるんだ!」
ウソップ「ちょっと待ってくれよ。マスクも付けずにみんなの料理作ってるサンジが一番やべぇんじゃねぇか」
ロビン「それにタバコは感染リスクを高めるそうよ」
チョッパー「前から臭いと思ってたんだ。オレ、鼻がいいから」
ロビン「これも時代の流れね。オハラを思い出すわ」
サンジ「今度は俺の番かよ」
ルフィ「サンジはダメだ!飯がなくなるのは困る!このマスクをつけろ」
サンジ「へへっ、そういう訳だ。ナミさんすまねぇ」
ジンベイ「ルフィくん、ワシもマスク貰っても良いかの」
ルフィ「やらねぇ!2枚しかねぇし!お前は船外を泳げ!」
ジンベイ「手厳しいのぉ」
ルフィ「魚人は病原菌を持ってるかもしれねぇ!仲間を危険な目には合わせられねぇ!」
ウソップ「おいルフィ!ジンベイはえら呼吸だから肺炎は関係ないんじゃねぇか!」
ルフィ「うるせぇ!鼻呼吸やろう!お前も船を降りろ!仲間の心配ができねぇ奴は仲間じゃねぇ」
ロビン「これで5人決まったわね」
ルフィ「うぉぉ〜!海賊王に俺はなる!!」
完