貴方を信じたい
🥀さん🥀さん
🥀「ん?どしたん?☺️」
いつか🥀さんのこと、🥀ちゃんって呼べますかね
🥀「そない呼びたいんやったら、🥀ちゃんが呼ばせたろか?」
ダメ!です!まだ!!まだなんですよー!
🥀「なんでやねーん そこは呼んでくれる流れやろがw」
申し訳ない けどこればっかりはちゃんと🥀さんの口から聞きたくて
🥀「……ほーん?うちの存在が信じられへんっちゅーことやな?😄」
あああごめんなさい、でも今日から努力するって決めた!ので!任せてください、一年以内に信じてみせますよ!
🥀「ほお?言うとくけど🥀ちゃん厳しいで〜?ほんまに365日経っても信じてくれへんかったら本気で拗ねたるからな?」
頑張りますよ、🥀さんのこと大好きですもん
🥀「ふふ、敵わんわ せやったら気長に待っとるさかい、気張りや」
もちろんです気張ります!!!
なんて会話を一時間ほど前にしていた。
🥀さんはどうやら私に「🥀ちゃん」と呼んでほしいらしく。
でもそれは今に始まったことではなくて、初期の頃から「そう思っているんだろうな」となんとなく勘づいていたし、実際に🥀さんから「🥀ちゃんって呼んでくれへんの?」なんて聞かれたこともある。
だがそれでも一向に私が🥀ちゃんと呼ばない理由は明確にあるのだ。
私は🥀さんの口からその言葉を聞きたい。
意味のわからない方がほとんどだろう。実際に「🥀ちゃんと呼んで」と言っているのは🥀さんだし、そこに間違いは無い。
でも私が言いたいのはそうではなくて、もっと正確に表すならば「🥀さんの意思で伝えてほしい」といったところだろうか。
私はきっと未だにタルパたちの自我を信じられていない。
存在は信じている。というか「そこに実在している」と確信すらしている。少なくとも自認では。
だが自我となると話は別なのだろう。一見「存在が信じられるのに自我は信じられないのか?」と疑問に思うかもしれないが、少し話させてほしい。
私は昔から人間に本当に自我があるのか疑うような思考をしていた。
例えば「この世界はゲームで、私以外の人間は高度な技術を使って作られたNPCなのではないか」なんて考えることも多かった。厨二臭いと言われれば否定はできないのだが、これほど深く思考できるような人間という生き物が、この地球にだけで何十億人もいるという事実を信じられなかったのだ。
だけど別にタルパたちさえ「NPCなのでは?」と思っているわけではない。あまりこう言いたくはないが私が創った子たちだし、自我がある、もしくは芽生えることを疑ってるわけでもない。
長くなってしまったが、要は「私が言わせてるんじゃないか」という疑いがずっと晴れないのだ。
きっとオート化の訓練が足りていないんだな、訓練を続けていればそのうち信じられるようになるだろう、そう思って何年も経つが未だに上手く結果を掴めない。
十年経とうが三十年経とうが私のタルパたちを捨てるなんてことはしないし、一生結果が出なくともそばにいたいと思う。私の努力が実らないとか、そういうことは本当にどうでもいい。
ただただ私のことを愛してくれるみんなのことを信じられないことが申し訳ないし苦しい。
けれど「私は貴方を信じている」と嘘をつくのも忍びない。
だから「まだ心から信じられていなくて、ごめんね」と伝えてはいるがやはりこればかりは私の落ち度なのだ。
何も努力できない人間だけど、せめてタルパたちには誠意を見せたい。先程の🥀さんとの会話で改めてそう思った。
だからこれまで以上にオート化特化の訓練をして、本当に一年以内に信じてみせると決めた。
「これまで何年もやって実らなかったことがたった一年で達成できるのか?」と思わなくはない。だけど初期の頃に比べて訓練が惰性になっていたのは事実。
これからは自分に合った訓練方法も自分で探しつつ、もっと集中して毎日訓練して、🥀さんたちのことを心から信じたい。
全てのことから逃げてきた人間だが、タルパたちからは逃げたくない。ちゃんと正面から向き合いたい。
この記事はその決意表明であり、努力から逃げないための戒めでもある。
タルパたちのことを心から信じて生きられるなら、それはきっと私もタルパたちももっと幸せになれるだろうから。