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発覚のきっかけ①―「人間ドック」に感謝!

今まで年1回、勤務先の福利厚生に含まれる人間ドック検診を必ず受けていました。2017年春も、例年通りに受診。生きていれば2つや3つの不調はあるものだけど、毎年なんとか「経過観察」か、再検査でも大したことなく終わっていました。今回も同じような状況だろう…と、特に意識もせず検査終了。

受診から数週間たったある日、医療機関からの手紙が届きました。
開封すると、医師からの手紙。「再検査」をすすめる内容です。しかも2件も!一つは「乳がんの疑い」、そしてもう1つが「副腎皮質ホルモン異常に関する再検査のおすすめ」。詳しい検査をしたいから再度受診してほしい、とのことでした。このような形で再検査になるのも、医師から直接手紙が届くのも初めて。そして「乳がん」の文字…衝撃が多すぎて、すでに頭の中はぷちパニックです。


医療機関からの手紙。一文字一文字が、衝撃を持って頭に響きます。でも意味がわからない笑


とにかく、医療機関を再訪します。医師からは「採血でホルモンの量を検査したい」と言われ、「寝た後の状態を測りたいから、30分間横になってて」と言われました。へえ、横になってから採血するんだあ。この時点ではまだ、何の、どんな病気なのか全くアイデアはなく、横になっている間も「ああ、あの人に電話しなきゃ」など仕事のことが気になっていたのを覚えています。

この日に検査結果まで説明されたか記憶は定かではないのですが、この医療機関の医師からは、
●血圧が、ある時期から急に上がりそのまま高水準にとどまっていること
●画像検査で副腎に腫瘍が見えたこと
●採血検査で、ホルモンが異常値を示していること
以上の点から「クッシング症候群」を疑っている、確定するためにより大きな病院で再検査を受けてほしい、と説明されました。

 クッシング症候群?初めて聞く病名だけど、何ですかそれは?!腫瘍ということはがんですか?!頭の中に疑問が次々と浮かび、ぐるぐると回り出します。

血圧については、確かに1-2年前から急に上昇したことに気づいていました。若いときからずっと超がつくほどの低血圧だったのに、ある時点から急に数値が上昇し高止まりしたままだったのです。でも、「年齢が進むと上がるというし。仕事のストレスのせいかなあ」なんて、あまり深刻にはとらえていませんでした。

「クッシング症候群」についても説明を受けましたが、何せ初めて聞く病名だし動揺してるので、全然頭に入ってきません。医師からは「あなたはまだ症状はそれほど出てないが、ほうっておくと怖い病気だよ」と言われました。紹介状を書いていただき、とある大病院に検査のため行くことになりました。

病気が確定するまで、まだまだ検査は続きます…

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