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料亭浅田

 「料亭浅田」は、金沢の伝統と歴史に育まれた加賀料理をいまに伝える日本料理店です。1971年、東京・赤坂に「赤坂浅田」を開業にしました。これが、料亭浅田のはじまりとなります。1993年に「青山浅田」、2004年に「名古屋浅田」の開店に続き、2018年に「日本橋浅田/バー松」、「大手町浅田」が加わり、現在に至っています。

 浅田屋の始祖、浅田屋伊兵衛が、1659年に加賀藩五代目藩主前田綱紀卿より中荷物御用を命ぜられ、加賀藩御用飛脚として、月に三度、江戸と金沢間を往復する「江戸三度」を約200年にわたり勤続しました。明治維新を翌年に控えた1867年、浅田庄平は中荷物御用を加賀藩に返上し、永年培った経験を基に、旅籠「浅田」を金沢十間町で開業しています。

 「日本橋浅田」を三井ガーデンホテル日本橋プレミアの中にオープンしたことにより、「料亭浅田」は、日本橋にお泊まりのお客様に朝食を提供することになります。旅籠「浅田」をルーツに持つ日本料理店として、ホテルに宿泊されたお客様に、朝食をご用意できることを大変うれしく思い、日本料理の朝食について、あらためて考えることにいたしました。

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