米粉パンがくれた我が家の笑顔
我が家の子供たちは、男子ばっかりの3兄弟。
みんな物心つく頃から、パンが大好きだけど、
その中でもとりわけ次男が大のパン好き!
パンで育ってきたと言っても過言じゃない。
でもそんな次男は生まれつき肌が弱くて
すぐにカサカサになるし、赤くなるし、ひどい時は蕁麻疹も出るし、、、
で、ついに皮膚科で『アトピーだね』と言われてしまった。
特に花粉の時期は辛そうで、洗濯は絶対に部屋干し!
塗り薬も手放せず、夜は体が痒くて寝不足。
なんとかしたくて、色々調べて、アトピーに小麦はあまり良くないという
記事に辿り着いた。
それがどこまで本当だったか、確証はないけど、藁にもすがる思いで
パンをキッパリ止めよう!と決意。
だけどまぁ、、、この母の決断が次男をどんどん闇に沈めていった。
朝ごはんは、パンからおにぎりに切り替え、
体に良さそうなものを食べさせる!
「パンはダメよ!」と言い放ち、あなたのためよ!と押し付ける。
そうしていたら、次男はだんだん笑顔を失くしていった。
体が痒くて寝不足な上に、朝起きたら食べたくもないものが
テーブルに並ぶ毎日。(そんなん大人でもいやだ)
ついには、学校に行きたくないとまで言い出して
朝はとにかく、ぐずぐずとの闘いの日々。
親子共に疲れ果てた頃に、次男が泣きそうな顔でついに呟く。
「お母さん、俺はパンが食べたい」
あなたのためと本気で思っていた。でも、ただただそれは我が子を
苦しめているだけの現実に、頭殴られたんかと思うほどの衝撃。
ごめんな・・・
そこから一念発起して、私は手作りでグルテンフリーのパン作りを始める。
米粉パンがあれば全部解決するよね!
でも、そんなにすぐにうまくいくわけない・・・
作っても作っても、本当に美味しくないパンが焼き上がる。
パンとは程遠い見た目に、お餅のような食感・・・
食べ終わる頃には煎餅でも食べたんか?というほど歯に詰まる生地。
子供達も無言で、お皿に虚しく残る食べかけの米粉パン。
意を決して、米粉パンのオンラインレッスンを受講。
レッスンを受けた感想。
「え!?米粉パンてこんなに美味しかったんか!!!!」
もちもちしていて、噛めば噛むほどお米の優しい甘さを感じて
ついつい何個も手に取りたくなる。
どうしてこうも違うのか?
作り方をことごとく間違っていた。
米粉のことも何もわかってなかった。
思っていたより奥が深かった。
それからは、息子以上に私が米粉パンにのめり込み、
数ヶ月経つ頃には、米粉パンは我が家の“あたりまえ”になった。
朝ごはんにまた大好きなパンが食べられるようになった次男は、
夜寝る時からすでにご機嫌でニコニコ☺️
ゆるグルテンフリー生活で肌もすっかり綺麗になり、
最後に皮膚科に行ったのはいつだったか、もう思い出せないな。
「明日のパンは何?」がおやすみの代わりの言葉。
朝が来るのが苦痛でしかなかった子が、
今では朝を楽しみにしてくれる。
「うんまーーーー!!」と言いながらとびきりの笑顔で
パンを口いっぱいに頬張って、
うきうきしながら学校へ行く姿は、涙が出るほど嬉しい光景。
「お母さんの米粉パンが大好き」と言ってくれて、ありがとう😭
1日のはじまりを彩る朝ごはんは、栄養も健康も大事だけど、
何より心の安定と笑顔が大切!
朝に大好きなパンを食べて笑ってスタートできたら
その日はきっといい1日になるはず
そう信じて
今度こそ、あなたのために。そして自分自身のために。
今日も明日も、米粉パンを作りつづける🎵
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