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【本から学ぶ】「昔は大変だったのよ」【15-2】

「昔は大変だった。今は昔のことを思えば随分楽になったものよ!」

これは前職の同じ部署の先輩や上司から言われた言葉です。私が仕事量の多さや複雑さにぐったりしている時に言われました。「今あなたが置かれてる状況は昔より楽なんだから、そんなに苦しむはずがない。」と言われているようでさらに苦しかったです。

そもそもの話、こちらの悩みに対して昔話・体験談を持ち出して説教してくる人は、自分が輝いていた記憶に浸りたいだけです。それは「親身になってくれている」とは言いません。
(中略)
相手が「私だって」と始めてきたら、すかさず「あ~、昔話が始まったなあ」と心の中でツッコミましょう。

五百田達成『繊細な人  鈍感な人』,PHP研究所,2021,P64-65

この考え方にはとても納得しました。先輩や上司にとって、私が悩んでいるのはどうでもよくて、自分の方が大変な中こなしていたんだからすごいでしょ!というマウントが取りたかったんだなぁと気付きました。向こうが悩みを聞く気がなかったんだから、傷つく必要はなかったですね。

かなり気持ちが楽になりました。それにしても、前職は本当に上司や先輩に恵まれなかったなぁ、辞めてよかったなとつくづく思いました。


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