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【本から学ぶ】私は何に負けたのか【8-1】

今回の本は以前読んだ「私は私のままで生きることにした」の横によく陳列されていて気になっていた本です。

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こちらも韓国でベストセラーということと、個性的なタイトルに釣られ読みました。著者が40歳で自分の人生を見つめ直し、急に仕事を辞め、頑張ることも辞めたという書き出しで始まるのですが、将来のことが決まっていないまま仕事を辞めたり、この先必死には生きたくないという部分が自分とかなり重なる部分がありました。共通点がありすぎて、逆に耳が痛い部分もかなりありました。笑

最初に心に刺さったのは、著者が仕事を辞めてダラダラしている時のこの言葉です。

「こんなにダラダラして大丈夫か?」と自分でも思うくらいの生活が続いている。
知らず知らずのうちに参加させられていた“レース”を棄権したような、今はそんな気分だ。レースに参加していないから、当然、勝ち負けもない。
ところで気になるのは、それがなんのレースだったのか、まったく見当がつかないことだ。
あのレースのタイトルは何だったのだろうか?

ハ・ワン『あやうく一生懸命生きるところだった』,ダイヤモンド社,2020,P25

私も自分はいわゆる「負け組」だと思っていました。でも「誰に」「何のレースで」負けたのでしょうか。

誰に負けたの?同年代の女性に?前職場の人に?友人たちに?

何を負けたの?結婚すること?子どもを産むこと?家を建てること?出世すること?

よくよく考えていくと分からなくなってきました。この正体不明のレースにいつのまにか参加して、いつの間にか誰かに負けて、勝手に劣等感や敗北感を感じていました。

私も、もう棄権します。もう好成績を狙うような生き方はしない。一生懸命がんばらない。

私も、あやうく一生懸命生きるところでした。

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