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青森ねぶたと子どもたちの未来

突然ですが、最近仕事の関係で青森県に行くことがよくあります。

縁もゆかりもない土地で、青森県といえば「りんご」と「ねぶた祭」。
青森県の方々には大変失礼ながら、そのようなイメージをもっているくらいでした。

何回か足を運ぶうちに青森県の歴史や文化に少しずつ興味が湧くようになりました。

今回、帰りの新幹線まで時間があったので、青森市にある「ねぶたの家 ワ・ラッセ」に行ってきました。

ねぶたの実物を見るのは五所川原市のたちねぷた(立佞武多)以来。ちなみにですが、たちねぷたは縦に大きいのに対し、青森ねぶたは横に大きい。どちらも大迫力です。

豆知識として、青森の三大ねたのうち、青森市は「ねた」、五所川原市は「たちねた」、弘前市は「ねた」と、「ぷ」と「ぶ」呼び方が異なります。

「ワ・ラッセ」に戻って、展示コーナーに受賞した立派なねぶたが並ぶなか、ふと目に留まったのがこちらの作品。

作品名「光の道しるべ」

他のねぶたと比べてこじんまりしているので模型か何かかと思ったのですが、なんとこの下絵は当時中学1年生が書いたものだそうです。

しかもかなり忠実に再現されている!

全国の小・中学生を対象に青森ねぶたの下絵を募集するコンクールで最優秀賞を受賞した作品とのことです。最優秀賞作品は現役のねぶた師さんの手によってねぶたに仕上げていただけるようです。

自分の描いた絵が実際にねぶたになるなんて、これほど嬉しいことはないだろうなー。子ども以上に親が喜んでしまうんじゃないかと (ワタシなら飛び上がるくらい嬉しい)。

こうやって次の世代に受け継がれていくと思うと、なんてステキなコンクールだろう。

それにしても、ねぶたはもちろんですが、下絵のクオリティの高さにビックリです。中学生でここまで描けてしまうのか。小学生の作品もありましたが、とても小学生が描いたとは思えなかったです。歴史、歌舞伎、神様など描くのも難しい題材に加えオリジナリティもあり、ただただ感嘆するしかなかったです。

すばらしい青森の文化や伝統に触れることができ、良い刺激をいただきました。
ねぶた祭りにも行ってみたいです。

日本はやっぱりいいな。




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