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今月読んだ本 2022年2月

年間100冊本を読んでいます。その中でのオススメ本を紹介します。
「何かイイ本ないかなぁ」と探しているどなたかの参考になれば幸いです。

『アドラー心理学入門』岸見一郎

日本ではフロイトやユングの名前はよく知られていますが、同じ時代に生きたオーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーの名前はあまり知られていません。本書ではアドラー心理学の見地から、どうすれば幸福に生きることができるかという古くからの問いにアドラーがどのように答えようとしているかを明らかにし、どのように生きていけばいいのかという指針を示しました。

Amazonより

著書が共著で書かれた『嫌われる勇気』を読んでアドラーに興味を持ったまま、積読されていました。『嫌われる勇気』を読んだのは2014年、なんと8年間も温まっていました。
当時は、結婚しておらず、子どももおらず、アドラーの考え方が子育てに効くという発想はありませんでした。
例えば、子どもに「勉強しなさい」と言ってはいませんか?勉強しないことは子どもの問題であり、自分の問題ではありません。自分の問題と子どもの問題を分けて考える、「課題の分離」など、子育てに効く考え方が書かれています。
子育てや人間関係に悩んだらまた読み返そうと思います。子育てしている方にオススメします。


『WORK 価値ある人材こそ生き残る』moto

「自分の価値を上げる」働き方をしよう!
仕事が自然とやってくるようになるには、なによりも「成果を出すこと」です。自分のキャリアを正解にするためには、目の前の仕事で成果を出し、会社の成長に貢献し続けましょう。
Twitterフォロワー12.5万人! カリスマ的人気を誇る著者による、「どう働くか?」がわかる本

出版社からのコメント

転職と副業のかけ算』を読んで思考のプロセスがわかりやすいと思い、2冊目を読んでみることにしました。
読んだ印象は真っ当なことが書かれているというものでした。頭でわかっているとできているのには大きな差があります。
「会社をATMと思うな」、「自分の成長を働く理由にしない」など、ドキッと思わせるワードがありました。自分の成長だけを考えるのではなく、自分の持つスキルを使って会社に成果をもたらすことで、仕事から選ばれるビジネスパーソンになる、これが大事な考えです。会社と自分と社会との関係を見直すきっかけになりました。
新入社員に読んでもらいたい1冊です。

『子どもが教育を選ぶ時代へ』野本響子

社会は大きく変わっているのに学校教育は昔のまま。
このことに不安と不満を持っている日本人保護者は多い。
海外も昔は日本と同じく「知識詰め込み型」だったが、今は時代とテクノロジーに合わせた変化・進化が始まっている。
それを見るのに最適なのが、世界の教育法が集まっているマレーシアだ。
現地で教育関連の取材を続ける著者が、各種教育や最新カリュキュラムの紹介のみならず、これからの学校と教師の存在意義、親子関係のあり方など、日本人に選択肢を提示する。
子どもが自ら学びたいものを発見し選んでいく時代に、保護者はどのような態度で臨めばいいのか?

Amazonより

自分が受けた教育は30年前の教育
この言葉と聞いてハッとしました。公立学校は変わっていないと聞きますが、教育は大きく変わっています。自分自身は従来型の教育で問題なかった(テストの点数は取れていた)のですが、子どもはそうでないかもしれません。本書で書かれていたのは「子どもが納得しているかが大事」ということ。子どもの特性をよく観察しながら環境を整えてあげることが親ができることなのだと思いました。

野本さんの「日本人はやめる練習が足りていない」もオススメです。またnoteやVoicyでも発信されていますので教育トレンドやマレーシア移住に興味がある方はチェックしてみてくださいね。


『お金の向こうに人がいる』田中学

経済とは「誰が、誰を幸せにしているか?」を考えること。お金を取っ払って「人」を見れば、とたんに経済はシンプルになる。一度に数千億円を動かしてきた元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが「経済の原点」から徹底的に考えた、予備知識のいらない経済新入門。

出版社からのコメント

お金のことは数字だけで語られがちですが、そうではないということがわかります。ちょっと小難しい内容ですが、経済の見方が変わります。
とくに印象的だったのは子育てについて書かれていた箇所。

年金問題を話すときには、「1人の高齢者を●人の現代世代で支えている」という話をよく聞くのに、「1人の子どもを●人の現代世代で支えている」という数字を目にすることがほどんどない。1人の女性が産む子どもの人数しか気にしない。
現代の社会では、高齢者の生活は社会が助けるものだと考えても、子育てについては社会全体で助け合うという発想がなくなってしまったように感じる。

本書より

子どもの人数が減ることによって子育ての負担は「社会」では減っているが、「親」も負担は減っていない、わたしもそう感じています。子育ての負担も社会で担うものという考え方が広まれば、子どもに優しい社会になり、やがては子どもも増えていくのではと考えました。


おまけ

ここからはおまけとしてビジネス本以外を紹介します。小説やエッセイは好みが分かれる分野だと思うので、「そうなんだぁ」程度にご覧いただければと思います。

『命の車窓から』星野源

ドラマ「逃げ恥」、「真田丸」、大ヒット曲「恋」に「紅白」出場と、
2014年以降、怒濤の日々を送った2年間。
瞬く間に注目を浴びるなかで、描写してきたのは、周囲の人々、日常の景色、ある日のできごと、心の機微……。
その一篇一篇に写し出されるのは、星野源の哲学、そして真意。

Amazonより

シンガーソングライターであり、俳優であり、著者でもあり、マルチに活躍されている星野源さんのエッセイです。
人間味溢れる、クスっと笑ってしまうストーリーにほっこりしました。人生の養分になる本も好きですが、心の養分になる本も好きです。


最後までお読みいただき、ありがとうごいました!!

いかがでしたでしょうか?
「本が読みたいな」という気持ちをそっと後押し出来ていたら嬉しいです。


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