❖どら焼き備忘録 36個目/もりもと③ 〜本店限定の名に恥じぬもりもとの真骨頂〜
◆店名/もりもと本店
◆品名╱千歳本店限定手作りどら焼き
◆価格╱240円
◆サイズ╱中
前からずーっと気になっていた。
今や北海道を代表するお菓子メーカーの一角を確実に担う【morimoto】の、本店限定どら焼き。
どこのお菓子メーカーさんだって『本店限定』を冠にした商品には威信をかけるものだ。
もりもとの本店限定が、ハズレなわけがない。
そんなわけで、とうとう念願のやつをGETする機会に恵まれた。
本当は通販でも何でも良かったのだが「同僚女子の誕生日にサンダルをプレゼントしたい!この辺では千歳のイオンにしか入っていないお店のサンダルを買いたいのだー!」と駄々をこねて、夫には愛犬のお世話のためにお留守番してもらった。
2人で行くと、案外運転を面倒がる夫にあちこち寄ってもらうのが忍びないので、一人で出掛けるのがベストだったのだ。
かくして『もりもと本店限定・手作りどら焼き』は我が家へやってきた。
「本店」というド渋い落款的なロゴしか押していない、いかにも手作りのパッケージに俄然期待が高まる。
ぴりりと包装を破いて手に取ってみて、その無骨な風貌に思わず「おぉー!」と声が出てしまった。
これこそがあれだ。
所謂『食べなくてもわかる美味いやつ』ではないか!!
生地はいかにも手焼き感を醸し出す不揃いの薄め生地。
開けた瞬間から久しぶりにがっつりとした焼きの香ばしさが鼻をつく。
一口噛めば、甘さを極限まで抑えた味わい深いもちもち食感。
これでもか、と詰め込まれた餡には、これくらいの強度の生地がベストマッチなのであろう。
そんな個性と歯応えの強いもちもち生地の求婚に応えるのは、どっしりと重量感のあるもろもろ粒あん。
粒の形と風味を尊重し、歯応えも残す伝統的なあんこだ。
この餡は、子どもの頃に食べた祖母のおはぎを思い出させてくれた。
全体的に甘さは控えめ。
ボリュームたっぷりのしっかり餡に薄めのもちもち生地の組み合わせは、ガチで何個でもイケるのではないかと思うくらい相性抜群だった。
正直に言おう。
個人的には今まで食べたどら焼きの中では、確実にベスト3には入る。
もし機会があればぜひぜひゲットして欲しい逸品だ。
ちなみに今回のどら焼きを経て、実は夫とはかなりどら焼きの好みに差があることも解ってきた。
夫は「ギリでベスト10入るかな…くらい」とのことだったが、わたしが少し帰りが遅くなったために些かご機嫌ナナメだったので、多分実際は彼のベスト7くらいは行っているのではないかと踏んでいる。
それにしたってベスト3とベスト7ではそこそこの開きだ。
どれを美味しいと思うかは本当に人それぞれなんだろうね。
だからこそ、どら焼きは奥深い!
ちなみに、もりもと本店はどら焼きの他にも様々な限定があるらしい。
脇目も振らずにどら焼きに突っ走って把握できなかったのは大変申し訳ないが、是非皆さまには本店まで足を運んで頂き、もりもとの真骨頂を存分に味わって頂きたいと思う所存でございます。
それでは、このたびはこの辺で!
◇生地
香ばしさ★★★★★★☆☆
しっとり★☆☆☆☆☆☆☆ふわふわ
ほろり ☆☆☆☆☆☆☆★しっかり
甘め ☆☆☆☆☆☆★☆甘さ控えめ
◇あんこ
豆の風味★★★★★★☆☆
つぶあり☆★☆☆☆☆☆☆つぶ弱
濃厚 ☆☆★☆☆☆☆☆あっさり
甘め ☆☆☆☆★☆☆☆甘さ控えめ
塩味あり☆☆☆☆★☆☆☆塩味なし