誰かになりたいという気持ち
はやく大人になりたい。
はやく歳を重ねてお婆さんになりたい。
母のようになりたい。
今朝ふと思い出した。
高校生の時、こんなようなことを強く願っていた時期があったこと。
思えば高校生の時が一番楽しくて、一番しんどかった記憶がある。
その中でもとりわけ「母のようになりたい」と思った気持ちは鮮明。
今は特段そう考えたりはしないが、自分以外の誰かになりたいと思ったことは、あとにも先にもこの時だけかもしれない。
だからって自分に生まれて良かったなんて、思っちゃいないのだけど。
母のようになりたい、というより母の人生が羨ましかったのだと思う。
母は基本的に機嫌が良く、なんだかいつも楽しそうに過ごしていたから。
そしてそれは今でも根本は変わらないのだろう。
好きなことが多いということは、人生に楽しみが多いということ。
noterさんが観たと書かれていて面白そうだったので、U-NEXTで視聴したドラマ「ナイルパーチの女子会」
面白かった!
独占欲や執着心が凄まじいシーンがあるので、怖さもありつつ、こういう感情ってあるよな、消したくても消せなかったりするよな…と思ったり。
ナイルパーチは魚だから、要所で水の音の演出が入り、息苦しさが伝わってくるのも良かった。
女ともだちという関係への執着、憧れ、人を羨ましいと思う気持ち、承認欲求、感情をコントロールできず暴走、たくさんのことを失った先で残るもの。
原作も読みたいなと思った。
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