記事一覧
備忘録 | さいきん読んだ本
こんばんは、朝です。
真夏の夜に吹く風のなかに秋を感じるのが好きなのですが、今年はいきなり秋になってしまったせいかあまり感じられませんでした。「秋めく」という言葉、あと数十年したらなくなってしまうのかな。
気候的に秋が大好きなのでさいきんはすこぶる活動的です。読書をする心の余裕ができたおかげで、積読が富士山から高野山くらいの高さになりました。ということで、ここでさいきん読んだ本をまとめて
備忘録 | さいきん聴いている曲
こんばんは。
せっかくの人生はじめての夏休みだというのに、夏バテでずっと床に臥せっていました。冷房をつけずに寝るからこういうことになるのだとわかりきっているのですが、冷房が苦手ですぐのどを痛めるのでどうしてもつけたくないのです。
そういうわけでなにもしたくないわりには暇で仕方がなかったわたしは、ベッドのうえで実況動画と音楽をずっと流していました。さらに暇で仕方がないので、さいきん聴いた曲
たくさんの好きとたくさんの嫌い/ヤマシタトモコ「Love,Hate,Love.」
つい先日のこと。とても大好きだった人が、ふと呟いた。
「好きな人と一緒に住みたい」
どうして?と尋ねると、その人はこう言った。
「洗濯物の畳み方が僕と違ったりするかもしれない。そんな些細な発見で笑いあったり。僕が知りたいのは、そういうことなんだよ」
私は人と住むのが苦手だ。生まれた時から一緒に住んでいる家族ですら(家族だから、という乱暴なくくりは嫌いだし、家族だからと言ってなんでも許される
日常、日常、日常/紀伊カンナ「魔法が使えなくても」
かれらの日常は、どうしてこんなにも愛しいのだろう。
紀伊カンナ先生の「魔法が使えなくても」。手に取ったきっかけは本屋さんでもなく、とある音楽雑誌の巻末に掲載されているエディターによるレビュー。
なんかいいな。
そう思って購入した。直感と、少しの時間とお金と、行動力。当時の自分には、それらがぜんぶ揃っていたらしい。ちなみに、作者のことはおろか、FEEL YOUNGで連載されていたこともまったく
たとえ違う国の住人だとしても/ヤマシタトモコ「違国日記」
私は何者で、何になりたいのだろう。
愛されることと、愛すこと、一体私は何を望んでいるのだろう。
「違国日記」を読むと、そういう不思議な感慨というか、そこはかとない恐怖というか、いろんな感情が迫ってくる。
35歳の少女小説家と、交通事故で急逝した姉の遺児15歳の姪との交流を描いた作品。
アラサー小説家槙生は超絶人嫌いの一匹狼。一方、姪の朝は、人に好かれることに衒いがない、まるで子犬のような