『大河への道』を観ました@Netflix
中井貴一、主演だから面白いに違いない。
なんの情報もないまま、見始めると伊能忠敬について。
私は好きだけど、なんか地味だなぁ。
そんな思いを受け取ったのか、大河として成立するのか?というテーマで話は進んでいく。
原作は立川志の輔。
落語の創作から、映画用に作り上げた作品。
なるほど、視点が落語の話しだ。
落語の主人公ってのは有名人とか位の高い人とかではなく、市井の人に注目して、その人の視点から語られることが多いのです。
そう、名もなき人たちが主人公なのです。
この映画で、知らなかった事があって、面白かった。
・地図が完成したのは伊能忠敬が亡くなって、3年後だったこと。
・伊能忠敬が師事した高橋至時の息子が後を継いで地図作りを完成させたこと。
・墓は高橋至時、伊能忠敬、高橋景保と3つ並んでいること。
私が気になった、伊能忠敬の息子は出てこなった。
6回目の測量でクビになっていたから、亡くなった時にはすでに手伝っていなかったんだろうな。
歴史好き、よりもピンポイントで、
伊能忠敬好き、落語好き、中井貴一好き、北川景子好きには面白く見れるだろうと思う。
内容が少しマニアックなので、興味が湧かないと継いていけなくて、面白さ半減かもしれません。
松山ケンイチが中井貴一の横にいて、ボケまくるのは落語の与太郎、定吉の役割だと思う。
普通の物語だと、少し鬱陶しい存在にも映る。
現代のお話と伊能忠敬亡くなった直後のお話が行ったり来たり。
その配役も絶妙で、上手い組み合わせで、よくできてる。
サゲも良かった。
おあとがよろしいようで。
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