『ノクターナル・アニマルズ』を観ました@Netflix
観る人の評価が分かれそうな映画。
私もうっかり観て、気持ちが悪くなったのです。
そこも含めて監督は観せたかったのかと思うと、あえて面白い映画だと言っときます。
なんだかんだで、今回で3回目の鑑賞だからです。
“鼻好き”の私としてはこの方は外せません。
“エイミー・アダムス”が主人公。
今回は好きなキャラではないんですけどね。
元夫役の“ジェイク・ギレンホール”も好きな役者。
このキャラは同性だからか、わかる部分が多くて
そんなこんなでしんどくなったのかもね。
監督のトム・フォード含め主演が好きなら、観ないとね。
ストーリーは2重に進んでいきます。
エイミーアダムスは現夫の経済力で豊かな暮らしを送っていながらも、空虚な毎日。
そんな中、元夫が自作小説を送ってくる。
小説には、夫婦と一人娘がロングドライブ中に男たちに絡まれ、妻と娘が拉致され殺されてしまいます。
読み進めるうちに、心がシンクロしていき、追い詰められていきます。
自分が書いた本を読ませることで、復讐を果たすように受け取れます。
色の表現が面白かった。
作中作だったので、現実世界と作中世界での色の使い方に特徴がありました。
特に現実世界で使われるくすんだ赤色が印象的でした。
現実世界では綺麗なんだけど芝居感のある赤というか、どこか空虚感があるくすんだ赤であったと思います。
逆に作中世界での赤は殴られたときの血の色だったりして、逆にリアルです。
読み手がいかにリアルに頭の中でイメージが鮮明であるか、を色の鮮明さで表現できているなぁと感心しながら観てました。
それもあってか、妻の視点、夫の視点。
視点を変えることで受け取れる感情も変わってくる作品。
最後にぶっ飛んだ発想。
これは全てエイミー・アダムスの妄想、夢物語ではないか?
幸せすぎてかえって、空虚な毎日。
そんな日々を過ごす中、ありえない物語を作り上げて、ひとりドキドキしながら虚しさを埋めている。
元夫はいたのか?元夫は作家だったのか?
どこまでが現実でどこからが妄想?
そんな風にも思える映画だった。
あなたは、どう感じましたか?
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