無理のないストレスケア
アートセラピーの良さを
シンプルに伝えてくれています。
●素材が内的なストレスを外に連れ出してくれる
日頃やっているクレヨンアート。
モヤモヤする、イライラする、
緊張感が強い、とにかく気が重い、
みぞおち辺りがギュッとした、
のどの辺りがカーッとなるように苦しいなど
体で感じた不快があるからアートする日もあれば
なんとなく
あぁ、なんかアートしよ。となる日も。
自分で気づいていても、いなくても
クレヨンや粘土などに触れているだけで
内にあるストレスをとても自然に
外に連れ出してあげることができる。
そんなアートセラピーのやわらかなところが
私はいいなぁと思っています。
生活の一部として、ほんの5分くらいでも
クレヨンや粘土に触れる時間があることは
自分自身をケアしたり
心の不健康を予防してくれたりします。
●「そのことを語る」こと
語れるから大丈夫、とか
語れないうちはまだかな、とか
そんなことを思っていた時期もありました。
でも私自身、誰にも言いたくない、
聞いてくれる相手がどんなに信頼のおける人でも
どうしても語る気持ちになれない。
そういうこともあると身をもって知りました。
そして、そんな自分を無理させてまで
誰かに話すことはしなくてもいいんじゃないかと
思うようになりました。
● 「そのことを語る」のではなく、
それを「アートで表現する」のでもない。
だからと言って、その語りたくないことを
アートで表現するということも
苦しさを助長します。
話せば楽になる、描けば楽になる、
表現できれば大丈夫、というだけでは
乱暴なことなのだと気づきました。
アートは、そっとしておきたいものを
無理矢理 引っ張り出してくるようなものでは
ありません。
アートすることは、
「そのことは少し置いておいて
ちょっと外の空気に触れてみない?」と
ゆっくりお散歩に出てみるような。
そのお散歩先がイメージの世界。
その時にクレヨンや粘土などの素材は
自分の心と、手をつないでくれているような
存在なのかもしれません。
こちらの動画もよかったらご覧ください。
心地よいところから導かれていく感覚