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【本の要約】「LIFESPAN」 老いなき世界を管理栄養士がサクっと要約!

こんにちは

管理栄養士の緑川泉です!

「LIFESPAN」老いなき世界

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管理栄養士がサクっと要約!

はじめに


この書籍のテーマは「老化」についてです。

私達は、歳をとれば老化することが当たり前のことだと思っていますが、この作者は歳をとることは「加齢」であって、「老化」は病気だと言っています。


そして!!


老化という病気にかかるせいで

✅ガン
✅心臓病
✅アルツハイマー病


などの病気のリスクが高まります。


老化が根本的な病気の原因にも関わらず、
かかった病気の治療しか行わないので、


一時は治るけど、また別の病気になり、
また治ったと思ったら別の病気になり・・・を繰り返してしまうのです。

✅身体機能の低下
✅けがや病気の回復の遅れ
✅病気を引き起こす


これらすべては老化が原因で引き起こされているのです。


そしてなんと!!


老化はちょっとしたことで食い止めることができるという夢のような内容です。

👨「いやいや、私はそんな長生きしたくないよ、疲れるし」


と思っているアナタ!!


その考えこそが老化している証拠です。

✅長生きしたくないと思っている
✅疲れると感じている


老化しているので
そのような考えになっているにです。


✅若いころ、早く死にたいなんて思っていましたか?

✅毎日が楽しい、今が続けばいいのにと思っていませんでしたか?

✅何でもできると思っていませんでしたか?


・今がそう思えない!
・疲れてしまっている!
・活力が湧かない!


老化してしまっているからなのです。


✅いつまでも若々しくいたい
✅健康寿命を延ばしたい
✅今の状態のまま90歳を迎えたい
✅150歳まで生きたい


そんな方は是非、この記事を最後までご覧ください。

老化の原因はエピゲノム情報の喪失


老化=情報の喪失


エピゲノム=細胞に対してどんな種類の細胞になればいいのか指示をしている。(遺伝情報(ゲノム)がコンピューターだとすれば、エピゲノムはソフトウェアの働きをしている。)


指示のおかげで脳細胞は脳細胞になり
突然変異して皮膚細胞に分化したりしないのです。


エピゲノムが正しく機能しなくなると・・・


新しく細胞を生み出すこともできなければ、脳細胞が脳細胞でいつづけることもできなくなってしまうのです。

【例えば】
・新しい肌に変わってほしいのに、指令がないから作られず肌が劣化したまま
・黒髪を生やしてほしいのに、白髪を生やしてしまったりこの様なことが起き、老化が加速してしまうのです。

老化遺伝子は存在しない


老化させる遺伝子があると
様々な研究を重ねましたが、


老化を引き起こす遺伝子は存在しませんでした。


それもそのはずです。

なぜなら

人は老化を起こすための進化はしていないから



私達が老化してしまうのは・・・


長寿遺伝子のスイッチを押せていないからなのです。

老化しないために|長寿遺伝子サーチュイン


長寿遺伝子、言い換えれば、元気遺伝子「サーチュイン」

1)サーチュインの働き


①エピゲノムの調整→老化を抑える

②生殖や細胞・DNAの修復、代謝の調整、ミトコンドリアの調整など、ありとあらゆる修復調整→老化に伴う疾患(糖尿病・心臓病・アルツハイマー病・骨粗しょう症・がん)の防止


サーチュインは…

「災害対応部隊の指揮官」



災害(DNAの損傷や体の炎症、代謝やミトコンドリアの破損など)
が起きたらそれらの救出(修復)に向かいます。


何も災害が起きなければ、
通常業務の「エピゲノムの調整」を行います。

2)サーチュインが酷使されると老化する



体の中で災害(DNAの破損など)が起きると、
サーチュインは通常業務を後回しし、
緊急事態である災害を優先させます。


この緊急事態が続くと…


サーチュインは持ち場に帰ることができず、通常業務であるエピゲノムの調整ができなくなってしまいます。


体内で緊急事態が続けば続くほど、老化は進んでいく



しかし!


私たちのDNAは化学物質や食べる物によって絶えず攻撃されています。


レントゲンCTスキャンでさえ、攻撃の一つなのです。

3)サーチュインが活性化すると老化が止まる


【マウス実験】
サーチュイン酵素を活性化させることでDNAの修復が進み、記憶力が向上し、運動持久力が高まり、何を食べても太りにくくなるという結果が得られました。


サーチュインの他にも長寿遺伝子は存在する
「TOR(=トア ラパマイシン標的タンパク質)」
「ⅿTOR(=エムトア)」


これらの防御システムは・・・


スイッチがオフになると
オートファジーが活性化します。


オートファジーは自食作用であり、
体内の不要なタンパク質から、
新しい必要な物に変えるリサイクル作用です。


オートファジーを活性化させることは
健康長寿において欠かせないことです

👇オートファジーについてはこちら👇



サーチュインを活性化させるために|適度なストレスを与える


サーチュインを活性化させるには
適度なストレスを与えることが有効的です。


過度なストレスは逆に老化を促進させるので、
適度なストレスを与えることが大事です。

1)食べる量を減らす


食べる量を減らすことで・・・

✅体重が減る
✅血圧や血糖値が下がる
✅悪玉コレステロールを減る


単純なカロリー制限でも効果は得られますが、辛いし続きません。


さらに!!


常に空腹にしていると・・・

体が空腹に慣れてしまい
空腹をストレスだと認識しなくなります。

【カロリー制限の落とし穴】
例えカロリーを抑えていたとしても、お腹いっぱいに食べていたら効果を得られないところです。


効果的な食事法/間欠的ファスティング


絶食=適度なストレス


16時間ファスティングは…


カロリー制限よりも辛くなく、
常に断食をしているわけではないので、
適度にストレスを与えることができる。


👨「16時間も食べずにいられるかな?」



と思うかもしれませんが、辛いのは最初だけ


慣れれば食事を忘れてしまうくらい辛くありません。

2)アミノ酸を制限する

アミノ酸はタンパク質を組み立てる材料


アミノ酸はとても重要な栄養素で
足りなくなると死んでしまいます。


しかし!!!


適度な制限は・・・

適度なストレスとなって、サーチュインを活性化させます。

「TOR(=トア ラパマイシン標的タンパク質)」,「ⅿTOR(=エムトア)」これらのスイッチをオフにするのもアミノ酸の制限です。

全てのタンパク質が悪いわけではない


全てのタンパク質が
悪いわけではないですが、


制限すべきは・・・

✅肉
✅卵
✅乳製品


であって

✅魚
✅豆類


のタンパク質は控えなくても大丈夫です。

肉は食べるな!

というわけではなく、
あくまでも食べる量を減らすように心がけてください。


プロテインは良くない

運動を行ってない人がプロテインを飲む意味はない


飲んだだけでは筋肉は付かないし、
普通に生活していれば


タンパク質が不足することは
ほとんどありません。

運動を行っていて筋肉をつけたい人以外が飲むメリットは何もないので飲むのはやめましょう。

3)運動をする

運動を行うことも適度なストレス


理想の運動強度は・・・

高強度インターバルトレーニング(HIIT)


高負荷の運動低負荷の運動
交互に入れるエクササイズです。


具体的に決められてた
トレーニング内容はありませんが

60秒ダッシュして30秒歩く
60秒腕立てして,30秒歩くなどを限界までやります。


一時的な低酸素状態が適度なストレスになるのです。


マラソンや長距離のランニングなど、
常にストレスがかかるような運動は逆効果です。


ウォーキングの様な軽い運動は
体に適度なストレスは与えられません。


ここではあくまでも!


適度なストレスを与えることが目的なので
一番効果のある運動を行いましょう。

4)寒さに身をさらす

人は変温動物ではなく、恒温動物


なので!


若干の温度変化は適度なストレスになります。


【若干肌寒いな…】

このように思うところに身をさらすことで褐色脂肪細胞のミトコンドリアを活性させることができます。


【極度に寒い】
寒すぎるとそれはストレス体にとっても良くないので、あくまで肌寒いな…と思う程度がポイントです。


【サウナ】
高温も、低温ほどではないが体に適度なストレスを与えます。


老化を治療する薬


研究途中ではあるが、
老化にきく成分が発見されつつあります。

1)レスベラトロール


ブドウの皮などに含まれている
抗酸化物質のレスベラトロールは

✅カロリー制限と同じような効果(体重の減少、インスリンの正常化、悪玉コレステロール減少など)
✅DNAが破損しにくくなったり
ガンや心臓病、脳卒中、炎症などに対する予防効果も発揮しました。


レスベラトロール間欠的ファスティングを組み合わせることによって、ファスティングだけでは達成できない長さまでマウスの寿命が延びました。


しかし!

人間がマウスと同じ量のレスベラトロールを摂るためには赤ワインを1日750杯~1000杯飲まなければならない量になってしまうので、サプリメントで効率的に摂ることをオススメします。


2)NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)

NMNはサーチュインの燃料であるNADを増加させる


NMNの投与で

✅ミトコンドリアが活性化され若いミトコンドリアと同じようになった
✅閉経が終わった女性の生理が始まった
✅20年間異常だった肝臓の数値が正常値になった
✅長生きしたくないと思っていた老人が元気になり、長く生きたいと思うようになった


機能的な若返りだけでなく、
心もアクティブになり若返らせる効果がありました。

まとめ


今まで老化には抗えない自然の摂理だと思っていた私には衝撃の内容でした。


しかし!


努力次第では、100歳を超えてもなお、若々しく入れるのだと思うと希望がありますよね。

【お腹いっぱい食べず、お肉の量を減らして運動をする。】


たったこれだけの習慣で今よりも活力的になれるのであれば、試す価値はあるのではないのかな?と思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。

「伝わる人に伝えたい」情報を日々アップロードしていける記事を書いていきたいと思います。

これから、よろしくお願い致します🤲

最強の管理栄養士 緑川 泉

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