見出し画像

~愛を捏造するために~ ゲームのシナリオを書いた。


こないだからやっております同人ゲームのシナリオの件

一応、終わりました。

エンドが書けてなかったんだけど、なんとか6通りのエンドを考案した。

そもそも「6通りの敵の倒し方を考え出す」という発想がいけなかったですね。

この考えはもともとの字書きの人から見たら邪道かもしれないけど、
既に絵が完成しているものとして「ハッピー3とバッド3の6通りの絵がある」と考え、そこに向かって多少強引にでも引っ張っていく、というふうに発想を変えたらできた。

あとは絵を描いていけばいいだけだし、絵はいつもやってることだから気楽~
シナリオの方がよっぽど不安だったんだけど、休み中にできてよかったです。

シナリオといっても、もともと説明が足りないところは絵で補完するつもりだったのでほとんど会話しかないようなものなのですが

でも、キャラ同士の会話と心の交流はめっっちゃ大事にしています。

つまり!今回けっこう本気で女性向けに作ってるんです。

そして私なりに考えて出した答えが

会話!!コミュニケーション!気配り!笑顔!(重要な順)

バックヤードに貼ってある「店舗スタッフの心得」か?って感じですけど

女性向けのラブな物語にはこれが大事なのだろうという4つの要素です。
たぶんBLでもNLでもなんでも全部同じ。

おまえはなんで今更そんな当たり前の事を言っているのだ、と思われるかもしれませんが
こういうのってさ、ほんと誰も教えてくれないんですよ。

あるとき編集さんのブログだったかで「女性向けのHなマンガが描きたい。女性ファンが欲しい」という男性作家がいたから、描いてもらったけど
「女性向けは愛をちゃんと描けってあんなに言ったのにわかってない」と嘆いているのを見たことがあるのですが

その「わからない、理解できない」という作家さんの気持ち、私もわかる気がして。

「愛とは具体的に何であるのか。どうすれば読者が愛を感じてくれるのか」というところを具体的な言葉に落とし込んで説明できてないのに「感覚でわかれ」といっても無理じゃないですか。

だいたいマンガでも描くしか女性に注目される機会がないもんだから、頼まれもしないのに女性向けに進出しようとする人ですよ。
まあ私も人のことはぜんぜん言えませんけども。

長らく私が必須と考えていたのは「アクション(またはサスペンス)+セクシャルな要素」であり、
強くてセクシーなキャラ、会話と言えば奇抜で謎めいた最小限のやりとり、そんなものが私の考える正解だった。
BLもアクションとHの二つが揃っていれば上等で、刑事とかマフィアとか、もちろんSFやファンタジーも好きでしたし。

でもこの二つが揃っている作品でさえ、人気作家ほど会話やモノローグをガンガン駆使して精神的なラブの部分をいっしょうけんめい描こうとしてるんですよね。

それは商業の話で、同人はもっと自由でいいと思う。でも下手すると基本ができてないのにおもいっきり変化球投げちゃうから、私。

そんなこんなでやっております。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?