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究極の2択という話。

週末に友人家族と横浜のキッズカントリーパークへ出掛けた。友人夫婦も同い年、子ども兄妹も性別も一緒、年齢も一緒という奇跡的な組み合わせであり、友人とは大学生からの仲だ。

子ども通しも趣味思考が似ており、最近ではケンカも少なくなって比較的仲良く遊んでいるので親としても以前より安心して見ていられる。

朝からパーク内で遊んでいたが、16時頃になると雲が空全体に覆われ、風も出てきて気温も下がってきた。

天気予報も夕方から雨だったため、早々に引き上げる準備をして帰ることにした。

友人家族は電車できていたが、雨が降ってきたのと電車もそれなりに混むことが予想されるため、車で家まで送ることにした。

社内でも終始こども達はどんちゃん騒ぎ。

家に送るだけのつもりだったが、夕食をいただきとお風呂まで入れさせてもらった。逆に気を使わせてしまったのかもしれない。

時刻は21:00。明日は仕事、保育園への登園も控えているためそろそろ帰宅をしないといけない時間。

ただ、こどもは楽しい時間をこれで終わりにしないといけないとかと言わんばかりの抵抗に入る。

こどもらしい行動だが、これ以上居たら迷惑がかかるし、こちらも明日に影響が出るのは目に見えている。

説得を試みるが、難航しこちらの話に応じる気はさらさらないらしい。

息子は鬼のような選択をこちらに要望してきた。

『この友達のおもちゃを借りて帰るか、途中でおもちゃを買って帰るか。』

なんだこのスジの通っていない選択肢は。

思わず皆で笑ってしまった。『途中でおもちゃを買って帰る』という選択で折り合いをつけて友人宅から退散することができた。

結局、車中で眠りについてしまいおもちゃを買うことはなかったが、眠りにつくまで『どこの店で買う?』『まだお店空いてる?』という確認を3分に1回のペースで延々聞かれることとなった。


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