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子供を動かすよりも教員を動かす方が100万倍大変だよ

 GIGAスクール構想によって、ICTの活用が必須になってきました。

 勤務校でも研究構想にICTの活用が入ってきて、1人1人がタブレットを効果的に使用するよう何度も言われています。

 そして、そのためには子供だけでなく、教員のICT研修も必須になってきます。

 本年度には3度ほど実際に自分のタブレットを使用して、様々なツールの使用方法などを確認してきました。※ログイン程度ですが……

 毎回の研修では情報担当の先生が、その他の先生に対して机間指導などを行い、全教員が正しく最低限度の使用ができるように教えていました。

 正直ものすごく大変そうでした。

 来年度情報主任になると思うので、いろいろ今の情報主任の先生に聞いたところ、なかなか先生たちは余裕がなくて意欲的に取り組めないとのことでした。

 特に印象的だったのは、

 「子供を動かすよりも教員を動かす方が100万倍大変だよ」

 という一言でした。

 その先生曰く、

 「やっぱり新しいものに対して、よっぽど便利じゃないと使いかくないという人が多いし、自分が今までやってきたことに自信をもているからその方法を続けたいと思うんだよ。しかも、少しでも困難なことがあったら途端に”例年通り”に逃げる。そんな人に教える方が大変だよ。」と。

 全くその通りだなと感じました。

 自動採点のアプリがきた時も、「誰がやる?」と押し付けあいをしているのを見ました。

 なんだか、子供には当たり前に宿題や課題を出すくせに、教員は……と思ってしまいました(笑)

 それと同時に、それだけ世界観がアップデートされていない現状と、そのアップデートする余裕がない現状があるのかなと教員の世界の辛さを感じました。

 新たなものを導入する前に、過去の世界観をアップデートし、今の現状に対しての最適解を見つけ、働きやすい環境をみんなで作っていく必要があるなと強く感じました。

 この時、大事なのはみんなで行動を起こすこと。

 そのために、まず自分が行動を起こし、その新しいものの良さをみんなに伝えられる先生になっていきたいと感じました。

 なんのためにICTを使うのか、どう使うと効果的なのかなどまだまだ模索中ですが、1つでも「使ってよかった!」と思ってもらえる様な提案をし、プレゼンなどを通して研修をしていきたいと思います。



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