部活動の転部に関して
転部が悪いわけではないと思います。
むしろその生徒にとって転部はプラスにはたらくことだってあります。
でもどんな理由があろうと考えなくてはならないことが2つあると最近気付かされました。
1つ目『その部活に残された生徒』のことです。
転部をしたことがわかると、多少なりとも部内での雰囲気は変わります。
実際に中学校の時には自分が転部した経験がありますし、高校の時には転部してきた子、さらに転部して行った子など部内でメンバーが変わったことが多々ありました。
その時感じたのは、転部していっても転部してきたとしても、部内の雰囲気は大きく変わったし、活動の仕方も変化しました。
自分の場合は決して居心地が悪くなったりということはありませんでしたが、これだけの環境が大きく変わることがあると肌で感じたので、きっと居心地が悪くなったりする人もいるんだなと思いました。
ある人がいなくなったことで雰囲気がガラッと変わり、みんなの居心地が悪くなってしまうことは大いにあり得ることです。
だからこそ、転部などをする際には、転部を希望する生徒と話すことはすると思いますが、転部前のメンバーや転部後のメンバーへのフォローも大切になってきます。
2つ目「転部を安易に容認しないこと』です。
初めに話していることと矛盾があるように聞こえますが、理由があります。
転部をしやすくすると自分の思い通りにならないことがあると転部したり、わがままを通せるところを探して転々とする形になると思うからです。
たった一人の転部でも大きく環境が変わるのに、たくさんの人が頻繁に出入りするような部活であれば、環境の変化に対応できなくなってしまい、結果として多くの生徒の居心地がわるい環境を作ってしまうことにつながっていってしまうと思います。
また、中学1年生の初めに仮入部や部活動見学を通してその部の活動をたくさんの時間をかけて見てきて、選んだからこそ、安易に転部させるべきではないと思うのです。
きっと、何も考えずに転部を許してしまうと、また数ヶ月で転部をしたいと話してくるのではないでしょうか。
正直、「転部なんて別に好きにすればいいやん!」と思っていましたが、少しは転部に関しては丁寧に対応していなくてはならないなと感じました。